蒸気鉄道日記

5インチゲージ・ライブスチーム活動の日々を書き連ねます。

B20の改良 給水編(2)

2006年04月21日 | Weblog
 ドンキーポンプの装着で給水関係は一息ついたのですが、しばらく使用していると、手をつけなかった軸動ポンプの逆止弁(オリジナル品)の調子が悪くなってきました。

 逆止弁は通常、弁体の中でステンレス球がボイラの蒸気圧と重力で弁の口に押し付けられ、逆流を阻止しています。水は下方からその弁を押し上げて入って来ます。

 しかし、B20の逆止弁はどうしたわけか、これとは逆に上から水が入ってきます。では弁はどうなっているかというと、スプリングで球を弁室の天井にある穴に押し付けているのです。これでは蒸気圧は利用できても重力には逆らうことになり、球の位置を支えるのはスプリングだけが頼りです。そこに軸の回転ごとに一回水が送られてくるわけですから、高速運転になるとスプリングの上に乗ったまま水流にさらされてゆらゆらし続けてまったく安定しません。

 その結果はどうかというと、球が穴からずれたままになり、バイパス弁が開いているとボイラ水がサイドタンクに逆流してタンク内の水がお湯になってまるで風呂桶のようになってしまうことになります。
 せっかく作ったボイラ水をどんどんサイドタンクに流していることになり、もったいないだけでなくボイラ水位が急激に下がって危険です。

 そこで、ドンキーポンプ同様こちらも新たな逆止弁に取り替えることにしました。ちなみに逆止弁は動輪舎さんのものを使用しています。理由は弁体が大振りでステンレス球が大きく重いので安定すると考えたためです。

 工作は右側に付けたものと同じものを作ることにしました。そうすると、片側にもう一個逆止弁が付けられることになります。
 せっかく付けられるのなら何か付けたいというのが人情というものです。というわけで、ここには今後の学習の意味も込めてインジェクタを付けることにしました。

 インジェクタとはボイラの圧力蒸気を使って霧吹き状に水を流してボイラに給水するもので、急速な水位の回復が可能な便利な装置です。これもOSさんから分売していただいてキャブ左側床下に装着しました。

 写真の右上が床下に取り付けたインジェクタの配管です。水の取入れ口が機関車の後ろへ突き出ていますが、これは次回ご紹介する補助水槽から水を引くためにそうしているのです。
 写真左下はその逆止弁取り付け状況です。前回ご紹介した右側にもこれと同じものが付いているわけです。

 特に必要に迫られているわけでもなく取り付けたインジェクタですが、あれば便利なもので、予想外にボイラ水位が低下したときや、圧力が上がりすぎて安全弁が吹きっぱなしになりそうなときにかけてやると水位を回復したり、蒸発を沈静化させたりできます。難点は水の止めコックも床下にあるため走行中は操作しにくいことです。これは最近改良して走行中も楽に使用できるようにしました。

 以上のような次第で、小さなB20に4系統の給水装置が装備されることになり、まるで給水装置の展示会のような状態になってしまいました。実物はインジェクタしかついていませんから、模型の方がデラックス仕様になってしまったわけですね。
 わたしの見た梅小路のB20はどうもインジェクタのかかりが芳しくないようで、給水に苦労していたようでした。「ドンキーポンプがあればよかったのにね~」と思わずつぶやいてしまったわたくしではありました。(微笑)
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