あなどれん

なんだかポジションがしっくり来ない。
小さく乗っている。でも今はこれが精一杯のポジション。体がほぐれればまたもとに戻るだろう。

今日は最初はしっかり走ろうと思ったが、すぐにこれは無利しないでゆっくり長く乗ろうと変えた。
コースは涼しい名栗方面。特に涼しい渓流沿いを走り、ゆっくり山伏峠を登った。
いつもはここでTTをしてるのでゆっくり走るのは珍しい。

きょろきょろよそ見しながら登ってると、
「こっちの坂はきーついぞ！！」
「ありえない角度だぞぉー」と神の声が聞こえた。

ゆっくり登る予定！無視を決め込んだ。
しかし、下ってきてまた神の声が聞こえ吸い込まれてしまった。

これまでどんな激坂でも足をつく事は無かったが、今回は23Tということもありいきなり大失速。
しかし、Bromoを思い出し根性で自転車からバキバキ音を出しながら登っていった。

道幅は車１台分。路面はざらざらしたコンクリ。勾配は目の前は地面な位の勾配。

頂上と言うか、ショートカットした先の道が見えたその時。
勾配がさらにきつくなり、体の動きもスローモーションそして、停止。完全停止。ピタッと。

不覚にも降りてしまった。二度と自転車にはまたがれない角度でしょうがなく押して上がっていった。
悔しい。悔しい。あと50m無い。（全体でも200m位かな。）
今度行ったらやっつけてやる。

なかなか侮れないぞ！
新しい山伏の登り方。楽な峠が一気にありえない強烈な峠に変化する。
根性の練習にしかならんけど。