Cosi Fan Tutte

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安藤忠雄氏講演会

2007年12月19日 | Weblog
今日は建築家安藤忠雄氏の講演会に行ってきました。

勝手にダンディな建築家というイメージを持っていたのですが、講演が始まってみるとコテコテの関西弁で「大阪のおじちゃん風」でした。全く偉そうなところがなく、非常にフレンドリーで気さくな雰囲気。

が、最初のイントロが終わって、スライドが映し出され、作品について話が及ぶと、奇才・天才ぶり丸出しというかんじで、笑わせつつも1スライドごとに溢れんばかりの才能が伝わってきました。
1時間半の講演だったけれど、まるでジェットコースターに乗っているような気持ちで、全く眠くなることもなく、このままあと3時間でもお話伺っていたい気持ちでした。

若いころシベリア鉄道に乗って出かけて世界を放浪した話、安藤氏が一躍有名となる契機となった「住吉」の長屋について、モノゴトの境界を越えていく話、アブダビ皇太子に招待されて、アラブ首長国連邦に日帰りで行った話、屋根のない寺の話・・・もうどの話も面白くて、全く同じ話でももうあと3回くらい聞きたい位!!

後半は、緑化を意識した建築や、今都知事とすすめている「海の森プロジェクト」についての話でした。

今、講演メモを見ながら、今日のことを思い出すだけで、またパァーっといい気持ちになるくらい、そのくらい素晴らしい経験でした。

なんか最近、経営者とかファンドの人とかの講演ばかり聞いていたけど、機会があればいろんなジャンルで第一線で活躍されている方の話をもっと聞いてみるべきだなぁと思った。つい、本を読んだり、ネットで検索して知った気になってしまうけれど、実際に見てみるとイメージの湧き方のレベルが当然ながら全くちがいますね。