12345・・・無限大  一粒の砂

「一粒の砂」の、たわごと。
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目と進化

2009年12月05日 07時42分14秒 | Weblog

 片目生活に入ってから既に1年半近くになる。日常生活では非常に困るということはなく、さしたる介助がなくても生活はできているのである。

 片目では当然視野が狭くなるので、小生の場合には左側での衝突や見逃しは当然増加したのであるが、これよりさらに困っているのが階段や道路の段差である。 片目では距離感を識別することが非常に困難であり、躓いたり踏み外したりの危険性をしばしば感じている。

と同時に手の届く範囲の細かい作業が著しく困難になったことである。 例えば、針に糸を通す、煙草に火をつける、ハサミで切断する、物を掴むなど右手と左手の共同作業の場合どうしても左右の手の位置が微妙にずれてうまく作業できないことである。

このような現象を体験して、はて動物はどうしているのか気になった。 広い視野を確保するためだろうが鳥は目の位置が右と左に大きく分かれている。正面を見ようとするとどちらかに頭を曲げて片目で見ていることに気がついた。それでも器用に木の枝や電線に飛来しちゃんと止まる事が出来ることが不思議な気がしている。

猿や人間のように視野は180度にも満たないが平らな顔面に二つの眼を配置し、手の届く範囲の距離感を正確に感じることが可能であり、両手の指を用いて器用に作業している。

平らな顔面に二つの眼を備えたことが、器用な動作を可能とし、引いていは人類の高度な文明を築いたのだと思うのだが、人類学者はどういうのだろうか。


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