パンダとそらまめ

ヴァイオリン弾きのパンダと環境系法律屋さんのそらまめによる不思議なコラボブログです。
(「初めに」をご一読ください)

CL Final (ネタばれ注意)

2007-05-23 23:52:19 | サッカー
 今シーズンのヨーロッパを締めくくる大一番、結構気合を入れてみました、ミランvsリバプール(ネタばれ注意)。イスタンブールの再戦だし、2年前と4年前のチャンピォンの戦いという数字上はとってもハイレベルな組み合わせ。お互い国内リーグはサッパリでしたが、それだけに是が非でもこのタイトルは欲しいところでしょう、気合も入るというもの

んで感想ですが、うーーーーーん、ちょっとmixedなので箇条書き。
○まずミランおめでとうございます。確かにその力はあると思う。
○が、はっきり言って去年のバルサーアーセナルの方がレベルが高い試合だったように思う。少なくともボールが動く面白いサッカーだった。
○リバプールは押し込んでいたけどミランがミスしまくってたせいだけにもみえた(ヤンクロフスキの守備は酷かったし、申し訳ないがマルディーニにもいくつかあった)。決めるとこ決めないと痛い目にあう(punishされる)っていうお手本。もっとも逆言うとにミランの守備は傑出した個人技で多少の粗は防いじゃう芸術品だった(特にネスタ)。
○クラウチ投入が遅れたとESPNの実況が騒いでいたけど、ミランの2点目でベニーテスがなぜ投入をためらったかよく分かったハズ。マスチェラーノを出すことに躊躇してたわけでしょ、きっと。ディフェンス4枚も揃ってたのに、タックルにいく役がいないせいでものの見事にスルーパスを通された。カカをあれだけフリーにするなんて自殺行為だけど、リスクを犯して攻めに行ったんだから仕方ない。逆に言うとリバプールのディフェンスラインは(組み立て能力は凄いけど)守備力に関してはダメダメ。カカにアタックにもいけないし、ピッポの職人芸ダイアゴナル・ランを指をくわえて眺めるだけ。
○負け惜しみとかじゃなく、これならミラノ・ダービーの方がよっぽどレベル高かった。ミラノ・ダービーの時は同じクリスマス・ツリーでトップがロナウドでしたからね。粉砕したのはインテルですけど。そういえばヤンクロフスキはあの時もクルスに吹き飛ばされてましたね。あるいはこの間のマドリーvsセヴィリアの方がハイレベル。
○それにしてもマルディーニ恐るべし。ほんの2,3回ミスがあったけどジーダやネスタがカバーできるレベルだったし、5回目のビッグ・イヤーなんて、ん?ディステファノやプスカシュと並んだのか?こんな伝説的プレーヤーの現役時代をLiveで見られたのは幸せなことだ。

来シーズンはユーベも戻ってセリエはハイレベルなリーグ戦になりそうですね、期待がもてます。今シーズンの残りもリーガからは目が離せませんけど、さてどうなることやら。