なんでもない日々の唄

なんでもないテンションで日々を語る。

でもきっとBUMPの話題ではヒートアップ。

好きなもので元気を

2009年03月24日 16時21分24秒 | 日記
忙しいような、暇なような。
どっぷりと落ち込んでいるような、そうでもないような。

何だか微妙な状況と心情です。
自分でもよくわからんです。

あんまり掘り下げるとやっぱり暗い方向に傾いちゃいそうなんで、
全然関係ない近況について書くことで元気を出そう作戦。

最近見たり読んだりしたものについて。


映画

「ジェネラル・ルージュの凱旋」

公式HP

チームバチスタの第二弾作品です。
でも実は、一作目は見てません。テレビドラマ版はチラ見してたのですが…。
今回見に行ったのは、映画予告で見た堺さんがステキ極まりなかったからです。

救命救急の悲惨な現状など、医療現場が抱えている問題を深く考えさせられました。
何よりも、人命を預かる人たちがまともな精神状態で働けない現状ってのが、一番恐ろしいと思う。
自分もいつ「患者」になるかわからないんだから、他人事じゃないですね。


それにしても…堺さんに悩殺されっぱなしでした。(笑)


堺さんのチュッパチャップスを舐める仕草がエロ過ぎて、軽く慌ててしまった始末。
ダメだよR指定でもないのにあんなの大スクリーンに映しちゃ…!(ダメなのはお前だよ)

ちなみに堺さんの役柄は、
ワンマンで冷徹で不敵でわがままな子供のような、血まみれの救命センター長。
通称「ジェネラル・ルージュ」。
…あれ、こうして書くと何が何だかよくわからない(笑)←説明下手


あとひとつ気づいたことは、
「Yシャツネクタイの上から白衣」よりも、「手術着の上から白衣」の方が萌えるということです。
心底どうでもいいですね。(笑)




「細美さんが表紙のJAPAN」
私、思えば細美さんのソロプロジェクトの情報全然仕入れて無かったんだなぁ…。
メンバーにウエノさんがいたんですね…!
これ読んで初めて知りました。ビックリした~。
いやもう、俄然楽しみになってきました。早く聴きたい~!!

そんでもって、スタイリストとヘア&メイクがついてる細美さんってのが凄い新鮮でした。
だってなんか…しっかりかっこよかった!!
この「しっかり」ってのがポイント。わかってもらえるでしょうか?(笑)
やはりプロの仕事は偉大ですね。

何でしょう、今まで散々色んな記事で細美さんの写真は見てきましたが、
今回はお見合い写真を見せられているような、ムズムズ気恥ずかしい気分。(笑)

色んなことひっくるめて新鮮で、これからが本当に楽しみ。
素直にそう思います。



「エバーグリーン」  豊島ミホ

文庫版が発売されたので、読みました。
今までの豊島作品の中で、一番好きかもしれないです。

叶えられた夢と、叶えられなかった夢。
東京に出ることと、故郷に残ること。
互いを想っているけど、恋愛感情とはまた違う気持ち。

微妙な心の動きが男女二人の主人公の視点からとっても丁寧に描かれてて、
読んでてすごく入り込んでしまいました。
これはきっと青春真っただ中の人よりも、
青春を通り過ぎてしまった人の方が、読んでて刺さるかもしれません。


私の中で豊島ミホさんは同郷・同世代ということで、特別な思い入れのある作家さんです。
故郷に対する愛着と、捨てて飛び出してしまいたいという思いが同居してる複雑な気持ち、
この辺はわかりすぎて、たまに読むのが辛い時もあります。

豊島さんとは見てきた風景がシンクロし過ぎてて、作中の風景描写は本当に生々しく目に浮かびます。

今回の物語の舞台であろう豊島さんの出身地は、ついこの前まで営業でピンポイントで走り回ってた地域。
本当に、見事なまでに田んぼに囲まれた大自然地帯です。
まだ冬タイヤに交換していない夜にいきなり吹雪いて、
泣きそうになりながら死ぬ思いで運転して帰社した思い出が…。(笑)
なので、作中で主人公のシンが営業車で走っている場面では、車窓がリアルに浮かびました。

また、豊島さんの出身高校の近所に住んでたこともあります。
豊島さんの出身地から高校まではかなり距離があるので、両方ともかぶっているのは結構な奇跡だったりする。
※この辺の地理関係に関しては、豊島さんのエッセイ「底辺女子高生」を読んで頂けるとよくわかると思います。

豊島さんの作品を初めて読んだのは「檸檬のころ」なのですが、
平積みされている表紙に魅かれて購入したら、実はそれがサイン本で。(笑)
読み進めていくうちに、なぁんか知ってるような風景だなぁ…とボンヤリ思っていたのですが、
読後に作者プロフィールを見てビックリ、何だマジで知っている風景だったのか!と。
これが豊島作品との馴れ初めです。

しばらく執筆活動休止とのことですが、これからも変わらず応援していきたい作家さんです。