子ども達のための自然学校・イエティくらぶ

NPO法人ねおすが主催する「子ども達のための自然学校『イエティくらぶ』」の活動報告をアップしています。

黒松内校~冬の狩人キャンプ~1日目

2019年02月02日 22時14分37秒 | 黒松内校

前日の悪天候で一時開催が危ぶまれた2月のイエティくらぶ黒松内校のキャンプは
「マイ弓矢をつくる!冬の狩人キャンプ」。

黒松内、倶知安、札幌から集まってくれました。
みんなが揃うまで早速みんなの部屋でボードゲーム。

こじんまりサイズなので、机をかこんで始まりの会。
自己紹介も全員で。

今回の弓矢キャンプ。
実は私(ちこ)が昨年、自然ガイドの先生と森を歩いた際に
ふとそこにあった森の素材を使って弓を作って見せてくれたことに感動し、
「これ、みんなでやりたい!」と思ったのがきっかけだったのでした。

狩りの道具として使われていた弓、今では弓道やアーチェリー、スポーツとしても見るよね。
クロスボウなどなど、弓にもいろいろあります。
今回作る弓のイメージをつかむためにも、まずは外にでて竹製の弓をつかってみます。

 

グラウンドの雪山の上から、位置を定めて。

  

まずは標的となる獲物をみんなでつくります。

雪をあつめて運んであつめて固めて。
何故か雪をあつめながら止まらない笑い。
小規模で、小学校1年生と6年生ペアと年も離れていますが、
大人もまじってみんなで楽しくしながら完成したのは…

 

  

イカの小山、ゲッソーくん(残念ながらアップの写真がありません…!)

  

ゲッソーくんに狙いを定め、みんなで矢を放ちます。
手袋の上からなので、なかなか手こずりましたが、何人かコツをつかみはじめたよう。

  

弓のイメージをつかめたら、じぶん達の弓をつくるため、まずは材料集めに出発!
弓になる材料はいろいろありますが、今回はヤナギの枝でつくります。
ヤナギが生えている、川沿いまでGO!

 

遮るものがなく、風が冷たいなか歩き、たどり着いたヤナギ林。
周りの木が風を防いでくれ、作業もしやすい。
弓によさそうな枝をみつけたら、少しばかりいただきます。
矢は、枯れて落ちているものも多く、たくさん拾うことができました。

    

来た道をもどり…

 

少しお腹がへったのでおやつタイム。
箸が転がらなくても笑いがとまらない様子。

 

さて、一息ついたらいよいよマイ弓矢制作にとりかかります。

好きな長さに、良い感じに枝をしならせて。
力といれすぎると、「バキッ」とあまり聞きたくなかった音が聞こえたり。
こんなこともあろうかと、予備の枝も手に入れていました。良かった!

   

形ができたら試し打ち。矢の撃ち心地はどうかな?

 

かわいくカスタマイズ。毛糸を丁寧に、糸同士がからまらないように巻いています。

 

みんな完成したところで、ごはんの時間!
キッチンでは、人数が増えました。
イエティくらぶと同じ時間で、台湾からの雪の迷路づくりツアーも開催されているのでした。
滞在中の元スタッフ、台湾人のリーハンが代表して台湾メンバーを紹介してくれました。
既に一ヶ月程黒松内に滞在しているピカとその友達、小学校2年生の子どもとそのお母さん、
動物園で働いている人、などなど…いろいろな人が集まっています。
イエティチームも、台湾のみなさんに自己紹介をがんばりました。

 

食べた食器は、台湾の子も日本の子も、自分で洗ってくれています。

食後は、偶然一緒に過ごすことになったメンバーで、一緒に遊びました。

なわとびをつかった縄まわしを教えてもらったり。

How many people in your house??

英語をつかったゲームでしたが、みんなルールを飲み込むのが早かったのにはびっくり!
英語で答えたり、英語で質問したり、がほぼ自然とできていました。 

 

お次は、歌をうたいながらの、日本でいう椅子取りゲームに少し似たゲーム
Happy Birthdayの歌や、でんでん虫の歌を、時にはスピードを変えてみんなで歌って動きました。

  

最後は、日本からも一つ遊びを紹介しよう、ということでみんなに聞いてみた結果、
バナナ鬼をすることに。台湾のバナナはおいしくて有名ですよ!

鬼が3人になったところで、全員バナナになってしまいました。今回は鬼チームの勝利!

   

少し疲れてきたところで、お次はみんなの部屋でウノ大会。
ここでも、自然と「レッド、ツー!」「イエロー、セブン!」と、
みんながわかるように英語で遊んでいました。
通訳に入るかな?と見計らっていましたが、出る幕無しのままみんなで盛り上がっていました。
なんだかとっても嬉しい光景。

迷路づくりチームは明日も外での作業があるのでここでおやすみ。
イエティチームは、消灯時間まで引き続きみんなの部屋で。
人生ゲームをしたり

残っていた台湾メンバーの一人と、ウノ、からの、ルールを説明してのぶたの尻尾が白熱したたたかいに。

 

時間がきたら、寝る準備をして、おやすみなさい!

普段あまり接点のない弓をつくってみたり、
いきなりの英語でのゲームなど、大変かな?
と心配していたことも、みんなすっと入り込んで遊んでいる様子が印象的な一日目でした。

明日は、今日つくった弓をもって森へでかけてみます。
昔の人は、どんな風に狩りをしていたのかな。
実際に狩るわけではありませんが、そんなことも少し思いながら、
冬の森散歩を楽しんできたいですね。

(ちこ こと 大類幸子@黒松内校)

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