東京で安く映画を観る.com【実践編】

出来るだけ安く劇場で映画を観るゾ、いざ出陣!

ニューヨーク1997

2007年06月03日 |  ナ行 
    〔1981年〕
さあ、そろそろジョン・カーペンターも網羅しとくか、
と思って借りてみたんだけど 、、、あはははは

案の定、内容ゼロだねぇ。

作られたのが1981年だから15年くらい先を語った近未来SFになるんだろうね。
といっても、もう既に10年前の未来なんだけども。

アメリカの犯罪が増えすぎて、マンハッタン島を丸ごと壁で囲って
刑務所にしてしまった、という荒唐無稽な設定。

そこにエアフォースワンが落っこっちまったんで、大統領を救出しなくちゃいけねぇ。

よし、じゃあ元特殊部隊の英雄にして凶悪犯罪人のスネーク(カート・ラッセル)に
やらせてみっか。

ギャングにとっ捕まってイジメられた大統領が最後にブチ切れるのが
可笑しかった。

しかしまぁ簡単なB級映画だな。
まるで何も考えずに楽しめる作品。

映画に「何か」を求めるむきにはお奨めできないかもね。


ニューヨーク1997 - goo 映画

寝ずの番

2007年01月25日 |  ナ行 
   〔2006年〕
今日の記事は【R-18】でよろしくでっす。

中島らも原作の短編「寝ずの番」「同Ⅱ」「同Ⅲ」を映画化した
この作品を観て、
1984年の伊丹十三監督デビュー作「お葬式」
を思い出した人も多いのでは、と思う。


内容としては、噺家一門の師匠が死に、弟子が死に、、、と
バタバタ人が死んでしまい、その都度集まった人間が通夜の席で
「おそそ」がどうの、「ちんぽ」「おめこ」がどうの、と
アホウな事を言ってゲラゲラ笑って盛り上がる、といったもの。

 不謹慎? オゲレツ?

 ああ、確かにね。


でもこんな風に送られる故人ってすっげぇ幸せだと思うんだよね。

(近いか遠いかは知らぬが)将来、まずマチガイなく
安アパートの一室で孤独死するであろう私にとっては
眩しい位の「愛情の映画」だった。


数年前、原作者である中島らもの追悼パーティー(?)みたいな
集まりに参加した事がある。
その不思議なトークショーでも「チンコまんこ音頭」なんて飛び出して
みんなゲラゲラ笑いながら、もう還らぬ中島らもを想ってボロボロ泣いた。

  都々逸(どどいつ)
 「ハァ~~♪ ちんぽちんぽと威張るなちんぽ
    ちんぽおめこのツマヨウジ~♪」

  返歌
 「ハァ~~♪ おめこおめこと威張るなおめこ
    おめこちんぽの植木鉢~♪」

 どうだっ! って、わしゃセクハラ親爺か。

では最後に美しい歌を

  「♪オレの心は トタンの屋根よ
     瓦ない(変わらない)のを 見て欲しい♪」


ちくしょう、また泣けてきた。