漫画家アシスタント物語

漫画家アシスタントの馬鹿人生40年と、リタイア後のタイ移住生活。

漫画家アシスタント 第4章 その1

2006年05月13日 03時56分07秒 | 漫画家
  ( この写真は、東京目白にあるJプロ内、アシスタントの仕事場である。若かりし頃のス
  タッフが夕方の食事中、仕出し弁当などを食べている。《 1979年頃、撮影 》 )
 
 
 【 はじめての方は、どうぞ 「第1章 改訂版」 よりご覧ください。 】
 
 
                その1


漫画家に成ろうとする者が、その目的を達するために何をするのか・・・?

その答えは、漫画家志望者の数だけバリエーションがあります。 漫画家に
なる優れた素質を持っている人は、どんなやり方であろうと客観的にはとて
も簡単( 本当は違います )そうに漫画家になってしまいます。

年齢的にも16歳から19歳までには週刊誌連載を持ったりします・・・しかし
・・・・・。 今、こうした「怪物くん」( 漫画家志望者1000人に一人 )につ
いて語るつもりはもうとうありません。

だいたい彼等の頭がどーなっているのかさっぱり分りません。 10代で世に
認められ、20歳で銀座へクラブ通い、30歳で外車、豪邸、別荘、クルーザー
を持ち、40歳でその全てに飽きている人間の事など理解したくもありません。

たぶんこのブログを読んでいる漫画家志望者の99%の方々は・・・・( 大変申
し訳ありませんが・・・ )デビューするだけで四苦八苦の20代を送り、30代で
貧乏漫画家の末席に着き、40代で退屈な別の職業に就いている・・・・・。
 ( かも・・・・・・・・・・。 )

そして、知り合った人からこんな事を必ず言われる・・・・・・ ( かも・・・
・・・・。 )

 「 へ~、あんた漫画描いてたのォ? 漫画ってすンごい儲かンでし
   ょォ? 」

アナタ( 私も含む )は『 またか・・・ 』と思いつつも、やはり返す言葉もなく
ただ苦笑いで応えるだけなのだ・・・・・・。

だが・・・・ 不思議にもそうした人生にまったく悔いが残らないのだ・・・・。
『 結構おもしろい人生だったよなァ 』と一人納得できる。( 本当に自分がやり
たい事をやって生きる事は、結構難しい事だからかも知れません )

漫画には読んで楽しむ喜びと、描いて楽しむ喜びと、そして・・・・ 漫画家
に成ろうとして楽しむ喜びがある様に思います。


さて・・・ 漫画家になるには四つの要素が必要になると言われます。

一つは画力。一つは物語を作る力。もう一つはキャラクターを作る力。そして、
それらを効果的に見せる演出力。 全てに優れているにこした事はありません
が、たいていの人はアンバランスに得手、不得手がある様です・・・言ってみ
ればそれが、各人の個性になるのではないかと思います。

これら四つの要素に対して、それぞれにスキルアップしていくためのトレーニ
ングがあると思います・・・。

では、まず・・・・ 「画力」あたりから始めたいと・・・・・


     
          「 漫画家アシスタント 第4章 その2 」 へつづく・・・
 
 
 

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       * 参考 *   
 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

  .............. 私(yes)のアシスタント履歴
  
  1974年昭和49年 さがみゆき先生 主に(少女系)怪奇漫画。単行本1冊分、
           4,5ヶ月のお手伝いでした。 (19歳)
     
  1976年昭和51年 かわぐちかいじ先生 この当時、氏は今ほど有名ではなか
           ったのですが、背景技術をみっちり仕込まれました。(20歳)

  1977年昭和52年 村野守美先生 漫画界一の豪傑と言われ、エピソードには
           事欠きません。たった1週間しか勤まりませんでした。(21歳)

  1978年昭和53年 ジョージ秋山先生 当時「浮浪雲」(ビックコミックオリ
           ジナルに連載)が、すごい人気で、渡哲也、桃井かおりの
           主演でTVドラマ化されていました。(23歳) 

  2017年平成29年 ジョージ秋山プロを退社、タイ・チェンマイにて隠居中。(62歳)

                    
 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~          
  
    
   
 
    

 
【 各章案内 】   「第1章 改訂版」  「第2章 改訂版」  「第3章 改訂版」
          「第4章 その1」  「第5章 その1」  「第6章 その1」
          「第7章 その1」  「第8章 その1」  「第9章 その1」
          「諦めま章 その1」   「古い話で章 その1」
          
「もう終わりで章 その1」 「移住物語 こりゃタイ編 その1」


   
  

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9 コメント

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負け惜しみかもしれませんが・・ (rasu)
2006-05-13 23:09:35
私はその、10代で連載を持ち、20代で

大成功をした作家さんを数人みたことが

あるのですが、そういう方の中で、

たまに、「漫画家になるのが夢でやりたい

ことは全部したから、もうしたいことが

ない、今は寝ることしか楽しみがないよ」

と言ってる人を見ると、あわれだなと思います。だって、あんたまだ、20代だよ?

とかね^^;;



私はまだ、デビューもしていないけれ

ども、こういう人よりはしあわせで充実した

生活をしてると思ってます。負け惜しみかも

しれないけれど、そういう先生の死んだ魚の

目を見ているとぜんぜん、うらやましくない

ですね。(いや本当に、死んだ魚の目って

あるんですよ!!マジで、見た時はびっくり

しましたけど、、光がないって言うか

生気がないかんじです)



そんな人よりも、成功してなくても、

いつもチャレンジ精神が旺盛で、失敗ばかり

していても、したいことが常にあふれている

ような人のほうがうらやましいと思います。



って、なんか負け惜しみなのかもしれない

けど、、本当にそう思う今日この頃ですねー

まあ、生き方のスタイルの違いでしょうか?

私は、物があふれているだけで幸せに

なれるタイプではないので、物や金に執着

して人間関係めちゃくちゃでもかまわない

っていう人の気持ちはわかりません。



お金はたくさんお金を使うところに集まる

っていいますけど、たくさんもうけたら

いいお金の使い方しないとだめですよねー



なんか、漫画家が売れてお金持つと

けちくさい人が多いのですけど、、あれは

売れてない時代に金に困ったからなんで

しょうか?でも、けちくさい人は

大手にはなれないなーと最近思ってます。



というわけで、今回も長々失礼しました。

rasuさんへ・・・ いつもコメントありがとう。 (yes)
2006-05-14 17:30:44
今回も長文のコメント、どうもありがとう。



私が見てきた何人かの漫画家センセイたちを見ていると、つくづ

く「優秀な人間の欠点は優秀でない人間を理解できない事だ」な

と、感じます。



お金に関する事では、欲張りでケチでセコイ人のほうがプロには

向いているような気がしてなりません。それは悪い意味ではなく

ハングリー精神旺盛である、と言う意味です。



私は青年誌「Y・J」の忘年会(某有名ホテルで)のパーティーで

見た、ビンゴの景品に目の色を変えている、ある新人たちを正直

軽蔑したものですが、今の彼等はすごい売れっ子になっています。



それにひきかえ私は・・・・・・。 でも、もっと年をとってからは、

お互いにどうなるのか・・・・? それは、まだ分りません。

 

結局、人それぞれの生き方なのかも知れませんね・・・。

 

ケチな漫画家センセイは、昔、ビンボーだったからと言うよりも

お金がない事を極端に恐れているだけだと思います。 「お金が

全てだ」とお金に重点を置きすぎているんですよ、きっと!

 

 

さて、rasuさん! 大変ですね・・・・ 「第3章 その40」のコ

メントにrasuさんへの批判を展開されている先生がおられますが、

もう、ご覧になりましたか・・・・? 

 

このコメントに関しては、rasuさんのご返事を待ちます。(もっと

もわざわざ漫画家先生が自らコメントを送ってくださるとは・・・・)

 

私はこの件に関しては、お呼びではない様なので・・・・・とりあえず、

「とある漫画家」さんへのコメントを差し控えたいと思っているの

ですが・・・・・・・。

  

確かにそうなのかもしれません。 (rasu)
2006-05-15 01:00:00
私が上に上げた先生は、ケチというよりは

人間不信が違いのかもしれません^^;

だから、ものをケチるというより、

心をケチってる感じがするのです。

(わかりにくいですね^^;)



確かに、貪欲さがなくなるって感じですね

目がぎらぎらしてないし、30年ぐらい

続けている大御所の女流作家さんに

会ったことがあるのですが、YESさんの書いて

感じでしたよ^^;でも、けちなおばちゃん

でしたが、意外と嫌な感じがしませんでした。



第3章 その40のコメント今、気づきました!!ので、さっそく、弁明させてもらい

ましたー。なんだか、騒がしたみたいで

すみません^^;;しかも、またもや

長文の弁明です。なかなか、自分の意見を

端的にわかりやすく描くのは大変です
rasuさん、いつもコメントをご丁寧にありがとう。 (yes)
2006-05-16 01:22:15
「なんだか、騒がしたみたいで・・・」なんて、とんでもありませ

ん。 それどころか、枯れ木に花を咲かせている様な賑やかさを

本当にありがとう。

 

「とある漫画家」さんの様にプロの方からコメントをいただける

のは、もちろんありがたい事ですし、同時にrasuさんが素早く返事

のコメントを送ってくれるそのタフさにもただただ頭が下がります。



お二人の緊張したやり取りを、失礼ながら私はホクホクしながら

見守らさせていただいております・・・・。 



なんだか今日はウレシイです。ホント!



始まめましょう~ (ジョン ビョンホン)
2009-05-11 00:59:42
漫画家に必要な四力~(-+-)

ちゃんと覚えます。^^;;

読みながら私に足りないことは何か考えて
見ましたが~

急にお酒が飲みたくなりました。

実はビール一杯飲んだら十分なので 

あまり飲みません;;

漫画家は色んな表現を自由にできなかったら

出来ない仕事だと思います。私は^^;

たとえば絵ができないと読んでる人がしらないかも

しれないし~話が良くないと興味をなくなるかも

しれないし色んな場合を考えれば本当に大変なこと

ですよね~漫画家は~

先生が話したとおりに四力の中で何も

抜けてはいけません。

抜けると作品がぐちゃ-ぐちゃになるから~

良い作品を作るためにはやっぱり^^;

考えすぎでも足りないですよね。-_-+



””””””
めったに会えない・・・いや、一生に一度しか
””””””

会えない様なスゴイ人でした。

””””””

上の字を見てあんなにすごい人と会いに行くのに
時刻したのは先生も何か特別な感じがありそうです。^^;;;;;;;;;;;;
ジョン ビョンホンさん、コメントどうもありがとうございました!  (yes)
2009-05-11 01:48:37
ついに「第4章」まで・・・! どうも、ありがとうございます!
 
 >漫画家に必要な四力~
 
・・・とは言っても・・・。 最初から、そんなものを備えている人は
いません。 誰だって、最初はゼロからスタートするものです!
 
必要な事を一つ一つ積み上げて行けば、よいだけの事です。
 
どんなに高い山へ登る時でも、最初の一歩はわずかなものです。
それは、全ての人が平等に同じだと思います。
 
あとはルートと定め、健康でさえあれば、毎日の一歩一歩で必ず
結果を出すことが出来るものです。
  
初めまして (碧箱)
2009-05-11 06:45:10
初めまして。碧箱(みどりばこ)と申します。
とあるきっかけでこちらのブログを知り、先週から毎日少しずつ拝見させて頂いております。
ようやくこの四章に入ったところまで読ませて頂きました。

途中、何度もコメントしようと思う衝動に襲われましたが、2006年に書き込まれてコメントだし、それに意見してもなぁ…と、しばらく傍観者でいました。

そしてようやく、ついさっき本日の時間帯でyesさんがコメントレスされていましたので、現代に到着! と思わず記念コメントした次第です。
・・前置きが長くなってしまいましたが。

>たぶんこのブログを読んでいる漫画家志望者の99%の方々は・・・・

……の通りの者です。
しかも、未だに賞歴ありません。
作品は20作ほど投稿したり、持ち込みしたり……(地方なので滅多に持ち込みできませんが)
全部が落選という残念な結果です。
しかも、気付けば今年で41歳…orz
仕事も不安定で転職ばかり…。
30代頃までは、漫画家になれない人生なら死んだ方がましだ!
と、思っていましたが、なんだかこのまま漫画家になれないまま、寿命がきてしまいそうで不安な将来です。

私の描く漫画の評価は、破綻もなく話はまとまっている、とストーリーのわかりやすさはあるようですが、一番のネックは「絵柄が古い」と言われ続けました。
今までは、自分の画風の個性に執着していたのですが、ある日を境に、これまでの自分は絵が上手いと思っていたのが、180度の心境の変化が起こり、自分は絵がすごく下手だという認識が起こりました。

絵が下手なんだ…と分かり、今時の漫画の絵を初心者のごとく模写から始めました。
…とそれから2年経った現在。
絵柄が嘘のように変わり(結構今風の萌え絵柄)
過去の自分の絵柄が如何に古臭く、下手だったのか、目からウロコがとれたかのように、明らかに分かった次第です。

それで最近は、生活費を稼ぐ生活に追われて、漫画が描けない(言い訳ばかりの描けない病ですが…)状態でしたが、
こちらのブログを読ませて頂くうちに、この年齢の焦りとか、描きたい漫画のアイデアはたくさんあるのだから、早く世に出したいという思いがこみ上げてきたところです。

長文になってしまいましたが、
今後もブログを拝見していく先で、
何か思い立った事がありましたら、コメントさせて頂くかもしれません。
よろしくお願いします。
碧箱さんに質問 (みみ)
2009-05-11 09:57:07
男性でしょうか、女性でしょうか。

>地方なので
何地方でしょうか。

レスは最近のコメントをクリックして、2009年5月のコメントランにお願いしたいです。
碧箱さん、みみさん、コメントありがとうございました! (yes)
2009-05-12 17:06:33
 >碧箱さん、へ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 
はじめまして! コメントどうもありがとうございました!
 
10本、20本と漫画を制作している事や、絵柄を根本的に変えた
事など、幾段階もそのステージを上がっておられる様で・・・。そ
れは、とてもよい経験をされていると思います。(ある意味で
はスゴイ事です!)
 
自分の絵柄である程度の水準に来ているのに作品が評価されな
いとすれば・・・それは、ストーリーやキャラクターの立て方に
問題があるのかもしれません・・・。
 
それにしても・・・あと一歩という感じですね。「面白い漫画」
を描くのは大変ですが、自分が本当に面白いと思う事を漫画に
すれば、それほどハズレはしないと思います。
 
どうか、テーマを「自分が一番面白いと思う事」にしぼり、キ
ャラクターを「立てる」工夫をしてみて下さい。
 
どうしても、自分が作ったストーリーを漫画にしようとしてし
まいがちですが・・・それが失敗の元! 自分が一番面白いと思う
事を漫画にする事で簡単に突破できるかもしれません。
 
「自分が作ったから」とか、「自分が考えたから」とかではな
く、「より面白いから」という判断基準を大切にして下さい。
  

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