そらちで囲碁

北海道岩見沢市を中心として囲碁教室などの活動を行っています

第17回依田紀基杯全道こども囲碁大会

2018年08月30日 | 囲碁の集まり・団体

8月25日、岩見沢市民会館まなみーるにて第17回依田紀基杯全道こども囲碁大会が行われました。

道内最大級のこども大会であり、過去には鈴木伸二七段、富士田明彦六段らも優勝者に名を連ねています。

今回の参加は76名。チャンピオンクラスからFクラスの7クラスに分かれてスイス方式での4回戦です。

審判長の依田紀基九段とともに、自分も道内に移住して以来毎年参加させていただいております。

道内最強を目指すチャンピオンクラスは12名で争われ、篠田優也君(札幌市・小1)が全勝優勝を果たしました。

プロ志望の篠田君。表彰式の前に行われた依田九段による大盤解説では自分の意見を真っ向から依田九段と戦わせ、良い経験を積んだことと思います。

大会の実行委員会である岩見沢市内の「依田こども囲碁教室」からも多数の参加があり、最後の参加となった太田啓夢君(江別市・中3)もチャンピオンクラス優勝を目指しましたが惜しくも届きませんでした。

2009年に岩見沢市で開催された「みんなで学ぶ楽しい囲碁入門」で講師をさせていただいた時に参加してくれた太田君はまだ年長さんでした。あの頃から光る才能があり、依田教室さんのご指導で道内屈指の打ち手に成長されました。今後も道内の大会で活躍してもらいたいと思います。

他にも高山希々花さん(札幌・小2)、梅村檀君(旭川・小3)ら年少者が3勝をおさめるなど、今後に大きな期待を抱かせる活躍でした。

一番下のFクラスでは13路盤での真剣勝負。はじめて大会というものに参加したお子さんも多く、未就学児も含めたミニ棋士たちが目を輝かせて石取り、陣地取りに熱中していたのがたいへん微笑ましく、つい時間を忘れて見入ってしまう光景でした。
来年以降もさらに多数のお子様方のご参加をいただけるよう、自分も普及に励んで行きたいと思います。