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カル・リプケン・Jr ユニフォーム MLB

このデザインのコレクティブルのシリーズは、大昔の選手タイ・カップ等から日本の選手まで幅広く作成されている。これは、カル・リプケン・JRということで、往年の名選手の部類にはいるだろう。デザインがすっきりしていてきれいだし、バラエティに富んだラインアップなので、集めるが楽しいコレクティブルにも思えるが、ややきれいすぎてパンチがないようにも思われる。交換や売買の市場でも毀誉褒貶のあるシリーズの1枚である。
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ケン・グリフィー・Jr バット MLB

先日、ケン・グリフィーJRのユニフォームを紹介したが、今回は彼のバットである。ユニフォームを紹介した際、古巣に戻った彼とイチローの関係、イチローの大記録達成に少なからず貢献したかと思われるケン・グリフィーの人柄について書いたが、このコレクティブルに使われた大写しの彼の写真を見ると、実に柔和でやさしそうな顔、愛嬌のある顔をしている。昔からこんな顔でそれが特に変わったということもないのだが、イチローとの逸話を知ってから、「確かにこうした顔だったなぁ」という感じで親しみがわくようになった。
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ミラノ 霧の風景 須賀敦子

須賀敦子が長い雌伏の時を経て最初に書いたのが本書「ミラノ~霧の風景」だ。霧にかすむミラノの街が目に浮かび、叙情性を感じさせる大変秀逸なタイトルだと思う。「ナポリ」では明るい太陽の日差しや陽気な人たちが彷彿としてしまい、異国情緒は感じられても、深い叙情性は感じられない。「ベネチア」とか「ローマ」では、その絢爛豪華さや歴史の重さといった不要なニュアンスが感じられてしまうので、やはりしっくりこない。ここは、なんと言っても霧にかすむ「ミラノ」だ。内容を読むとかなりの部分が「ナポリ」の記述なのだが、それでも題名を「ミラノ」とした編集者か作者自身には脱帽だ。
 最初の題名からしてもう虜になってしまったようなものだが、その内容も実に素晴らしい。「須賀敦子はデビューの時からすでに巨匠であった」というような内容の文章をどこかで読んだ気がするが、まさに本書は、巨匠の名前にふさわしい気品と奥深さを兼ね備えた作品だ。
 最初に読んだ「トリエステの坂道」の紹介をした際、読み進めていくうちに彼女がその半生がすこしづつ判るような仕組みになっていると書いた。それは本書でも言える。彼女がイタリアで深く関わった友人については詳細に語っているのだが、最も彼女に影響を与えたであろう彼女の夫であるとかその家族の話はなかなか語られない。家族の話は徐々に少しずつ語られていく。この、初めは控えめにそれから少しずつ家族のことを語っていくという流れは「トリエステ…」と同じだ。少しもどかしい気持ちで読んでいくのだが、少しずつ見えてくるものがある。そこに本当に彼女にとって重要なことがあるのだろう。読み進めていくうちに少しずつ判っていく気持ちよさが何とも絶妙だ。(「ミラノ 霧の風景」須賀敦子、白水社)
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ドントレル・ウィリス サイン MLB

大リーグの左腕投手ドントレル・ウィリスのサイン。彼のサインは既に一度紹介しているが、これは別のサインである。2003年のナショナル・リーグ新人王で、3年目には最多勝となる22勝をあげるなどの活躍をみせたが、最近では全くパッとしなくなってしまった。その際に極度の制球難に見舞われているそうで、今年などは精神的な疾患もあってほとんど当番できない状態になってしまっているらしい。2003年のルーキーイヤーのワールドシリーズでは、彼の所属するマーリンズがヤンキースを制して優勝したが、その際の活躍も見事だったらしい。復活できるかどうか微妙なところだが、なんとか頑張って欲しい気がする。
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初恋ソムリエ 初野晴

先日読んだ「退出ゲーム」の続編。前作の後半2編が特に面白かったので期待を持って読んだ。その前作の後半では謎を解き明かすにつれて判明する深刻な社会問題に驚かされたが、そうした趣向はやや小粒ながら本作でも引き継がれている。一方、短編をつなぐ横糸である吹奏楽部のコンクール出場問題はやや停滞気味で、シリーズはまだまだ続く。しばらくこのシーリーズで楽しめそうなのがうれしい。(「初恋ソムリエ」初野晴、角川書店)
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