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本屋大賞 予想

今年は10のノミネート作品のうち、ノミネート発表前の既読が4冊、発表後に読んだのが5冊、未読1冊という段階での予測とする。今年は比較的小粒の作品が並んだような気がする。ノミネート作品のうち、「去年の冬、君と別れ」は私にはピンとこなかった。「さよならオレンジ」はずしんと来る作品だったが、作家自身の今後が未知数なので私としては保留としたい。「聖なる怠け者の冒険」「とっぴんぱらりの風太郎」はいずれも大変面白かったが、これまでの作者の作品の中で傑出しているという感じではなかった。「昨日のカレー、今日のパン」「村上海賊の娘」の2冊は作者が放送作家出身ということで、これも私自身としては保留としたい。大賞予想はこれらの6作品を除く①教場 ②島はぼくらと ③想像ラジオ ④ランチのアッコちゃんの4冊から選びたい。

このなかからどれか1つと言われると、私としては「ランチのアッコちゃん」だ。ごくごく普通の「お仕事小説」のようで、内容もまさに普通の「お仕事小説」なのだが、何かぐっと来るものがあった。読んだ後、思わず、毎日仕事で汲々としている次女に「これはお勧め」と言って読むように勧めてしまった。これが大賞候補で、次点が「島はぼくらと」「想像ラジオ」の2冊。大穴が「作者が未知数」ということではずした「さよならオレンジ」。

 本命:ランチのアッコちゃん

 対抗:島はぼくらと、想像ラジオ

 大穴:さよならオレンジ

いずれもどちらかと言えば小粒だが小説らしい小説だと思う。

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