ヤマトタケルの夢 

―三代目市川猿之助丈の創る世界との邂逅―
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劇団☆新感線「メタルマクベス」1

2006-06-08 23:21:29 | りゅーとぴあ能楽堂シェイクスピアシリーズ
なんで、りゅーとぴあシリーズのカテゴリーかな?劇団☆新感線なのに、
と思われる方もいるかもしれませんが、もう、マクベス繋がり
松岡版繋がりってことで、ご理解下さい!!

過去、新感線の舞台を観た際、ちょっと肌に合わなかったので
今回も(しかもメタルだし・笑)特に観劇の予定もなかったのですが、
―ただ、りゅーとぴあのマクベスにハマって以降、
シェイクスピア作品はチャンスがあれば、いろいろ観たいとは思っていた―
研ぎ澄まされた栗田演出の対極にある演出の「マクベス」も
ある意味興味深いかもよ?という友人の言質に、ふと心動かされ
また、世間では大きな話題の舞台なので「社会見学」のつもりで
すでに、完売だったチケットを、これまた別の友人に譲って貰っての
観劇となりました。

譲って貰ったのは、立見のチケットだし、4時間近くあるし
私が新感線ダメだった現場(?)を知っている友人らからは
(誘ってくれてはおきながら)観劇前から心配されたり
“メタル”だからね!!と釘を刺されたりしてましたが、
これが、全然大丈夫だったんですね~!!

以前、ダメだったのは、楽屋落ちな小ネタと、
投入される、やはり楽屋落ち的な音作りの楽曲がダメだったのですが、
メタマクは、きっちり80年代オマージュしてるので
音楽もメチャクチャ平気、てか、昨夜、すでに観劇済みのコたちと
食事しつつ「炎の報告」振りつきで歌いたい、とほざく始末…
芝居もきっちり練って作ってあるし(ギャグっぽい場面ほど)
照明、フォーメーション、バンドメンバー(←ツボ)と格好良い舞台でした。

特に芝居冒頭から、ガーっと共感できたのが、
翻訳者の相違によって物語りにブレが出てくるのではないか…
との考察。(ちょっと正確な科白は忘れましたが)
これは、私が、マクベス雑感で書いたことでもあり、
マクベス雑感3あたりも…)おお?やっぱりそこに引っかかります?って、
とっても親近感を覚えてしまったんですね~。

そして、りゅーとぴあマクベス観すぎ、松岡版読みすぎのお陰で、
原作を忠実になぞっている科白と、アレンジされた科白、
そして、メタマクオリジナルの科白が明確で、
二重構造というよりは、三重、四重に楽しめました。

舞台の感想はまた週末あたりにあらためてアップします。

(あ~そういえば、5月演舞場もまだだし、先週末観劇だった
三越歌舞伎もまだアップしてません…3日はカズさんライブ
その後メタマク、4日に三越歌舞伎、夕刻笑也さんの25周年記念パーティで
久々に恕等のダブルヘッダーな予定×2だったのでした。)

追伸:オセローは松岡版はすでに読破し、只今福田版読み中~

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