陋巷にさまよう (野を拓く 第2部)

プアなわが道とこの世を嗤笑するブログ

豪雨と避難所

2018-07-10 20:25:29 | Weblog
西日本の豪雨災害、大変でござりますなぁ。
改めて痛感しますがね。
政府や自治体なんぞ何の役にもたたんことを。

この国には、そもそも基本的な都市計画、町づくりがありまへんからなぁ。
何とか対策とかいうても、目先の当座のことばっかりでござりまする。
毎年、大変や~と繰り返すばかりで、百年先、千年先も同じでござりましょうなぁ。
ゲスぞうをはじめ、自民党のメンメンは、酒盛りをしておったそうやが、まぁ、象徴的ですなぁ。

「避難の遅れ」云々の話しを聞きますなぁ。
いろいろな原因や理由があると思うけど、ワタシが感じるのは避難所の問題ですなぁ。
ワタシのことを書きますとな。

ワタシが住む陋巷は、指定されている広域避難所が小学校なんですわ。
それがどこにあるのか知らんので、今年の春、捜しながら行ってみましたがね。
その感想は「う~ん。これじゃあねぇ」でござります。

地図を見ると、対象になりそうな小学校は四つありましてな。
(1) A小学校: 私の足やと徒歩10分、ただし川(二級河川)を渡る
(2) B小学校: 同じく徒歩20分、川沿いの陸路
(3) C小学校: 同じく徒歩35分、陸路やが山越え、山越えを避け迂回すると1時間
(4) D小学校: 同じく徒歩40分、山越え、山越えを避けると1時間強

指定されておるのはD小学校なんですわ。
今は家が密集して建っておるが、獣道のなごりの様な細い山道を上り、下り、そしてまた上るんですわ。
豪雨やと、いつ土砂崩れが起こっても不思議ではない場所が幾つもありまする。
ちゃんとした道を選ぶにつれ、迂回の度合が強うなるんですわ。
仮に、深夜で豪雨の中をD小学校まで迂回して歩くとなると、1時間半はかかるやろなぁ。
要するに、平面の地図と人間の数を睨んで机上で適当に割り振っておるだけなんですわ。
避難する者の実態なんぞどうでもええんやろなぁ。
役所仕事なんですよ。
つまり、やっておるという形ばかりのポーズ、仕事ごっこの典型ですわ。
ちなみに、わが陋巷のお子たちの学区はB小学校でござります。

ともあれ、そんな指定避難所に行く訳がござりませぬ。
避難を要する状況下では、行くだけで命がけ、場合によっては途中でくたばってしまうかも知れませぬ。
結論は、近くのA小学校へ行くか、避難所へ行くのを止めるか、どっちかですなぁ。
それを「避難行動の遅れ」なんぞと、よう言うわという思いでござります。
人には、人それぞれの判断基準があり、体力差もあるのでござります。

何ごとも、役所の言うことなんぞ、一つの参考にするかも知れんけど、ただそれだけで、それ以上やござりませぬ。
ましてや、更に広域の問題の際は、ゲスぞう政府の言うことなんぞ、信用でもしたらタイヘンでござりますよ。
万年の禍根を残すことになりまするよ。   
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