続・弓道の極意

私が一生をかけて極めようとしている弓道について、日々の気づきを積み重ねていくブログ

散歩に出かけるように始める

2009年12月28日 | 積み重ね
これから年末、年始にかけて、いよいよ稽古がつらい時期になる。

何でもそうであるが、勉強であれ、稽古であれ、仕事であれ、積み重ねることはすべて億劫(おっくう)である。

それを面倒くさがって楽な方に行けば確かにラクであるが、往々にしてむなしい時間となり、後悔が生まれる。

人生を豊かにするものは面倒くさいことにいかに取り組むかにかかっているのかもしれない。

そんなとき、私はいつも「散歩に出かけるように始める」ことを意識する。普段着で、ふらっと出歩くように、気負わず、淡々と稽古に向かうようにする。

そうすると、以外に普通に始められることにちょっと感動したりする。

始めると次第に自然にのめりこんでいき、集中してくる。

試合や審査のときにも、そんな心持で的前に立てたら、どんなに素敵だろうと思い、稽古に出かける今日この頃である。