ラブ★コン 【小泉 リサ】大失恋や！

　誕生日の花火。学園祭。今でも、まだドキドキが続いている・・・。【大谷】は、自分の事かも・・・考えていなかった。【リサ】の突然でもない告白。ちょっと位・・・女の子として考えて欲しかったんや・・・。【大谷】はめっちゃ考えていた。【リサ】はその態度が怖かった・・・逃げたかった。後は【大谷】次第なのだ。
　修学旅行が近づく。【リサ】は【大谷】と二人きりになるのが嫌だった。どうしたらよいのかわからないのだ。それは【大谷】も同じ。今の気持ちが一番大切だと思うよ。オール巨人ではなくなる関係・・・。修学旅行の荷物を詰める【リサ】・・・寝られないですよね。好きって気づいて貰う・・・その後、何も考えていなかった。
　携帯が着信を告げている。修学旅行の初日の朝に寝坊した【リサ】。それは【大谷】も一緒だった。二人きりに気まずい【リサ】である。今まで通りの関係には戻れない。もっと真剣に向き合わないと・・・分かり難かった告白・・・鈍感男はまだ考えていた。
　修学旅行先の北海道。遅れてクラスメイトに合流する２人。【リサ】は【大谷】の事を意識し過ぎていたかもしれない。失恋する・・・そんな事ばかり考えていた。【大谷】にとっての【リサ】は、デカ女で、漫才コンビだった。でも、言った事でオール阪神巨人ではなくなった。これで、本当に良かったのだろうか。これは、一歩前進なのかな・・・と戸惑い。バスは目的地に着くも【リサ】と【大谷】は車内で寝ていた。お互いに口にお菓子を詰められていても・・・【リサ】は不安でいっぱいなのだ。
　結局、２人で回る事になる。【大谷】が【のぶちゃん】と携帯で連絡を取りながら【リサ】と行動を共にしていた。２人の関係は後退したかも・・・あの時の関係に戻りたい。でも、好きと言って良かったと思うよ。そうしないと始まらないから・・・何もね。でも、２人の息はピッタリしていた。観光の人力車に乗って、めっちゃ楽しそうな【リサ】と【大谷】だった。今の２人の関係・・・忘れていた。現実に引き戻される・・・。本当に、漫才コンビのままの方が良かった？
　土産店の中で二人きり。今だったら、まだ間に合う・・・やっぱり、全部なかった事に・・・今まで通りの関係に・・・【リサ】は走り【大谷】を見つけた。【リサ】は自分の気持ちに嘘をつこうとしていた。本当にそれで良いの？【大谷】は「くまカレー」の缶詰を持ちながら口を開く。【リサ】はどちらかと言うと好きな方・・・一緒に騒いでくれるのも【リサ】だけ・・・けど、長い間の漫才コンビの関係から、急に彼氏と彼女の関係には考えられへん・・・だからな・・・ごめん。【リサ】は笑っていた・・・カラ元気に見えた。うまくいく訳がない。はじめから、女の子として、考えて見て欲しかった。ただ、それだけやのに・・・。【リサ】は泣いていた。ずっと泣いていた・・・【のぶちゃん】が涙で見えへんよ。でも、ハッキリと言われると・・・涙が止まらなかった。【大谷】は【リサ】のこの姿を見てどう思ったのだろうか・・・。