現代視覚文化研究会「げんしけん」

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赤ずきん 『草太と恋する魔法使い』

2006年09月12日 00時09分11秒 | アニメ・映像全般
 『赤ずきん』第11話を観させて頂きました。今回は【赤ずきん】の母校の魔法学校が舞台。みんなの足手まといにならない為に【いばら】に「空を飛ぶ魔法」を教えて貰う【りんご】。そして、1年に1度の「エレメンタルフェスティバル」にての演劇「王子と七人の姫」に【草太】たちも劇に参加してしまいます。そこに【ランダージョ】と【グレーテル】も現れ、舞台上は大混乱の修羅場になってしまうのであった。ラストでは「恋という名の魔法」にかかり【草太】に本気になる【白雪】の姿が描かれています。

 【りんご】は森の中で【赤ずきん】たちからはぐれ迷っていた。【りんご】を捜す【赤ずきん】たち。この辺りは魔族のモンスターがはびこる場所。【りんご】に近づく足音。【草太】の名前を呼び続ける【りんご】。逆に、この行為が身に危険を招くのだった。【ヴァル】の鼻でも、咲き乱れる花の香りに邪魔されてダメらしい。【白雪】は魔法で【りんご】の居場所を捜すのだった。【りんご】に迫る危機。モンスターに襲われ、逃げる【りんご】。【白雪】の魔法書に示された場所に急ぎ向う【赤ずきん】たち。そのピンチを救ったのが【ハーメルン】だった。だが、助けられた【りんご】に【ハーメルン】からの厳しい言葉。『いずれ邪魔になる・・・エルデに帰れ』と。これが現実。
 【赤ずきん】たちも到着する。【白雪】の『足手まといですこと』との言葉に【りんご】は表情を曇らせた。【ハーメルン】の目的。『あそこで調べたい事あって』と示す場所は霧の中。霧の中心には【赤ずきん】が通った魔法学校がある。【白雪】と【いばら】とはまた違う魔法学校のようです。【赤ずきん】の「スウィートフォン」で魔法学校への道が開かれた。
 校長先生に会い【サンドリヨン】の事を聞くが、何も手がかりはつかめなかった。現時点では【ハーメルン】でさえもつかめていない。外から聞える賑やかな生徒たちの声。明日は「エレメンタルフェスティバル」。その事を聞いて大喜びの【赤ずきん】。明日のお祭りは護衛も兼ねて参加する。【りんご】は窓の外でほうきにまたがる生徒たちを複雑そうな表情で見ていた。
 エレメンタルフェスティバル当日。【赤ずきん】と【ヴァル】は大はしゃぎです。1人楽しめない【りんご】。【草太】が【白雪】に連れて行かれても、気がつかない程に思い詰めていた。【りんご】は【いばら】に「魔法を教えて」とお願いをする。【りんご】は【ハーメルン】に言われた事を気にしていた。【いばら】に教えて貰う。今の【りんご】は【白雪】と比べるまでも行かない。【白雪】は魔法のエキスパート。ですが【りんご】には人一倍の【草太】を想う気持ちがある。【草太】の為に頑張る【りんご】だった。ほうきにまたがり、集中し「フライ」を唱える。もちろん、飛べる訳もなく、落ちてしりもちをつく。ヒザを擦りむきながら【りんご】のチャレンジは続く。
 その頃、学校の門に近づくマント姿の2人。【ランダージョ】と【グレーテル】。【ランダージョ】のひげレーダーが【草太】たちを探知したらしい。しかも、半径5メートルしか使えない(笑)。【グレーテル】も【ヘンゼル】の為に名誉挽回をしたいと思っていた。
 学校内を歩く【赤ずきん】たちの耳に困っている生徒たちの声が聞えて来た。演劇の主役が腹痛を起して倒れて困っていた。ここは先輩【赤ずきん】の出番。その舞台「王子と七人の姫」に出演する事になってしまう。もちろん【草太】が王子役。姫役に【赤ずきん】【白雪】【ヴァル】までも。【赤ずきん】が赤ヘルメットをはずしたお姫様の格好も可愛いですね(笑)。演劇をしているホールに【ランダージョ】と【グレーテル】も来ます。舞台上の【草太】を見て【ランダージョ】が悪だくみを考えます。
 【りんご】は熱心に飛ぶ魔法を練習していた。だが、成果は現れない。【いばら】は止めさせようとするがあきらめずに頑張る【りんご】。『草太の・・・力になりたいの、そう思ってここまで来たんだもん。エルデに1人で帰るのはいや』。黙って見守る【いばら】。その沈黙をやぶったのが演劇を催しているホールに向う生徒たちだった。「三銃士」の言葉に反応をする【りんご】と【いばら】。
 舞台上では、王子役の【草太】が緊張でセリフをかんでいた。目の前に現れた姫。それは【グレーテル】だった。強引に近づき【草太】に暗示をかける。【赤ずきん】は様子の変化を感じ取る。【白雪】は『ベタベタしすぎ』と我慢できずに【草太】の方へ向う。【白雪】も近づき、その姫が【グレーテル】だと気づく。ホールにいる観客の事を考えるとうかつに動けない。あんまり【白雪】は話を合わせる気はないようで【グレーテル】と【草太】の取り合いになる。そこに【りんご】も加わって修羅場になって行く(笑)。その隙に【草太】を連れて行こうとする【グレーテル】。だが【りんご】に肩をつかまれ、正体が【赤ずきん】たちにもわかってしまう。【グレーテル】も巨大な剣「ミッシググレイヴ」で粉砕しようする。【赤ずきん】が剣術で応戦し、【いばら】が「ガーデン・オブ・エデン」、【白雪】が吹雪の魔法で対抗する。徐々に劣勢になる【グレーテル】。そこに、スーパーブラックヒーロー【ランダージョ】が現れる。ライトは手持ちの懐中電灯。とびおり、転んでしまう。そして、煙幕を放つ。煙がはれると舞台上に王子が倒れていた。【白雪】が真実の愛を確かめ、抱きしめると王子は【草太】ではなく【ランダージョ】。乙女の純情を踏みにじったと【ランダージョ】は氷の中に閉じ込められた。
 学校の屋根。【グレーテル】が【草太】を連れ出した。【りんご】が追いついたが助ける事ができない。【グレーテル】は【草太】を連れて空中に浮いてしまう。【りんご】は本気で飛ぼうとした。それを止めたのが【ハーメルン】。連れ去ろうとする【グレーテル】が分銅つきの鎖で捕まえようとするが、そのはずみで【草太】が地面に向って落下してしまう。そこに飛び込んだのが【りんご】だった。空中で受け止めた。『フライ』を何度も叫ぶが地面が近づく。『お願い・・・魔法かかってよ。あたしだって草太の役に立ちたいの』と心の中で叫ぶ。その想いに応えるかのように【草太】と【りんご】の周囲が輝き出す。無事に着地する事ができた。何とか舞台も成功したようですね。【りんご】の『ふん、いつか気が向いたらね』のセリフも良かった(笑)。
 後夜祭。校庭にはキャンプファイヤーが焚かれている。その光景を座って見ている【白雪】。【赤ずきん】と【いばら】が声をかける。2人とも【りんご】の魔法ではない事に気づいていた。空中で2人の人間をコントロールできる高度な魔法を使用できるのは【白雪】だけだった。そこに【草太】が『さっきは助けてくれてありがとう』とお礼を言いに来る。【草太】も気づいていた。そして【りんご】への気遣いも忘れていない。『りんごには、内緒にしておいてくれるかな、魔法を使えたって凄く喜んでいるから』と言う。【白雪】の『どうして、わかったんですの?』の問いに黙って笑顔で走って行ってしまう【草太】。その背中を見て【白雪】は顔を赤くする。キャンプファイヤーの炎のように燃えていた。
 
 『私(わたくし)も草太さんに魔法にかけられたしまったみたい・・・恋という名の魔法ですわ。私、本気になってしまいそう』

【ハーメルン】は1000年前に【サンドリヨン】を封じた「7人の賢者」を捜す。【赤ずきん】たちは【フェレナンド】を助ける旅を続ける。【りんご】の【草太】を想う強き気持ちが【草太】を助けると思います。そして【白雪】と【りんご】の【草太】を巡る女の子同士の戦いも続くのだった。