現代視覚文化研究会「げんしけん」

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ARIA The NATURAL 第15話 「その 広い輪っかの中で・・・」

2006年07月10日 22時12分59秒 | アニメ・映像全般
 『ARIA The NATURAL』の第15話を観させて頂きました。今回は【灯里】が一人きりで昼食を取っていると【晃】さんが通りかかり一緒に昼食を、【暁】さんはお兄さんの用事で訪れるが【灯里】を見つけ一緒になり、そしてパーツを買いに来た【アル】も一緒になり、幼馴染みという【暁】と【ウッディー】と【アル】の子供時代の懐かしいお話が始まります。実は、この話には【晃】さんと【アリシア】さんも関係しております。子供の頃の【アリシア】さんは可愛らしい女の子ですが、【晃】さんは少年って感じで、あの気前の良さは「兄貴」と呼びたいですね(笑)。常に、【灯里】の周りにはみんなが居る事を改めて気づかされるのだった。 

 夏真っ盛りのネオ・ヴェネツィア。午前に合同練習を終わり【アリス】は学校へ【藍華】はお買い物だそうです。【アリア社長】は持ち前の愛らしさで【アリシア】さんとゴンドラで猫好きのお客様の接客中。午後の【灯里】は一人きり。昼食を取りながら、一人きりの午後を満喫していた。
 セミの鳴き声。木の青葉を独占している【灯里】。一人での昼食だったが【晃】さんが声をかけて来て、一緒に食事を取る事になる。広場の「クルミパン」の事、気持ちの良い天気の事など何気ない会話を交わす2人。
 『空って、いつまで見ていても飽きないですね・・・でも、ずっぅと見ていると空の真ん中に、一人で居るような気持ちになって、少し心細くなってしまいます・・・』と青空を見上げる【灯里】の背後から【暁】さんが近づいて来て『も・み・子。はずかしいセリフ禁止』と【灯里】のおさげを持ち声をかける。【暁】さんはお兄さんの時計の修理でこの広場に来たようだ。【晃】さんと【暁】さん。なぜか、火花散る。【灯里】は【晃】さんに【藍華】の事を聞く。【灯里】なりに2人の険悪さを何とかしようとしたのかもしれないですね。【藍華】は【ヒメ社長】のリボンを新調する為に出かけたようだ。【灯里】はこの気持ちの良い天気がお気に入り。【藍華】は街中を【ヒメ社長】と【アリス】は学校と午後のひとときは過ぎて行く。【灯里】はランチ中。【暁】さんはお腹を空かせている様子。【灯里】が自分の食べているランチバスケットから「エビフライ」をフォークに刺して上げます。『はい、暁さん。あ~ん。はいはい、暁さん。あ~ん。あ~ん』。これでは、さすがの【暁】さんもはずかしくて食べられないと思います。すると【晃】さんが横取りしてしまう。【晃】さんと【暁】さんがまたも言い合いになりそうになり【灯里】がなだめている。【アル】『えぇ、本当に良い天気ですね』と気がつくと【灯里】の隣には【アル】が座っていた。【アル】は、たまたま仕事道具のパーツを買いに来たらしい。まだ【晃】さんと【暁】さんは言い合い。そんな子供の頃と変わらない【暁】さんを見て、子供の頃の懐かしい思い出が語られる。こう見えても【アル】は【暁】さんと【ウッディー】さんよりも年上なのだ。
 幼い頃の思い出。急な斜面の滑り台を滑る【暁】少年と【ウッディー】少年。その2人をベンチでお茶を飲みながら見ている【アル】。そんな【暁】少年に話しかける少年(?)と金髪の女の子。【暁】少年のブランコでの特訓。その隣で怪しい笑いでブランコを高くこぐ少年(?)は【暁】よりも遠くへ跳んだ。そして『ダメ男』と一言。【暁】少年と浮き島で出会った少年(?)とのやり取り。もちろん、この少年は【晃】さんで、金髪の女の子は【アリシア】さんです(笑)。【暁】少年は【晃】さんに「アクア」の平和を守るのにどちらがふさわしいかを賭けて、決闘を申し込むのだった。
 浮き島の恐怖の滑り台対決。滑り台をブレーキをかけずに下りる事を競う。果たして【暁】少年はできるのか?すでに【晃】さんの横顔が怖いです。ブレーキをかけずに、いつものかけ声で滑り台の中腹で跳び出す。愕然とする【暁】少年。『ブレーキなし・・・なし・・・ムリっ・・・ぜったいムリ・・・』と逃げ出したくなるが、ここで【ウッディー】との男同士の友情と背中にある赤いマントが【暁】少年と熱くさせた。【暁】少年は助走をつけて滑り台を下る『その時、俺は、確かに高速を超えた』が、スピードのコントロールができずに、宙に舞い頭から下ってしまう。かなりむごいほどに格好が悪かった。『見るな・・・こんな俺様を・・・ダメ男な俺様を・・・』と泣いていた。そんな【暁】少年に【晃】さんが『ダメ男なんかじゃねえよ。すっげえカッコ良かったぞ。お前見上げた根性だよ。俺の負けだ』と【晃】さんに認められた。夕方。すっかりと打ち解けた【暁】少年たちと【晃】さんと【アリシア】さん。浮き島にネオ・ヴェネツィアから遠足に来たのが【晃】さんと【アリシア】さんだった。【暁】少年は「アクア」の平和を【晃】さんに任せると言う。しかし【暁】少年は【晃】さんを勘違いしていた。『俺様の為に、このアクアがあるんだ』とキッパリと言う【晃】さんでした(笑)。あまりの人としての器の大きさを感じて「兄貴」を呼ばせてくれと言うが断われた。
 夕方。懐かしいお話は随分と長くなった。いつの間にか【暁】さんも参加していたらしい。まだ【暁】さんは気づいていない。あの時の少年が【晃】さんである事を。そこに【アリシア】さんが『あらあら、懐かしいわね』と【アリア社長】を抱いていた。結構、前から居たらしい(笑)。【アリシア】さんは仕事が終わり【灯里】の姿を見つけて来たようだ。
 【灯里】の疑問。【アリシア】さんが【アル】の話を懐かしむのか?それは、あの時の少年(?)と少女が【晃】と【アリシア】だったから。当時、遠足を抜け出し、【アリシア】を連れて、速攻で自由行動。『ワルよね』と笑う【アリシア】さん。【晃】さん自身はすっかりと忘れていた。【暁】さんは、子供の時に会った少女が【アリシア】さんだと今更ながらに気がついた。【アリシア】ファンは失格ですね(笑)。
 【灯里】は、懐かしい思い出話をする【晃】さんと【アリシア】さん、【暁】さんたちを微笑みながら見ていた。『なんか、良いなぁって・・・くるくる、くるくる、くるくる回って、また巡り会える。大きなアクアと言う輪っかの中で、出会ったり、すれ違ったり、お別れしたり・・・時が流れて、色々なものが少しづつ変わって行くけど、大きな輪っかは、ずっと変わらずに、人と街を包み込んでくれてる。とっても素敵な摩訶不思議。だけど、私はマンホーム出身だから、その輪っかの外なんですよね・・・』とちょっとした疎外感を感じる【灯里】だった。
 【晃】さんが近づき肩に手を置く。『今、もう一緒にくるくる輪っかの内側じゃん』と言う。すでに【灯里】は「アクア」の一員なのだ。【灯里】は少しその事を忘れてしまっていた。もう、みんなの真ん中に居る。大切な存在である事を・・・。そして、再認識する。『そっか・・・そうっそうですよね』と笑顔の【灯里】だった。
 アクアの、ネオ・ヴェネツィアの人並み。【藍華】も【アリス】も輪っかの中に居る。全ての人々。みんな一緒なのだから・・・。

 『アイちゃん。一人ぼっちの休日だったはずなのに、気がつくと私はみんなの輪の中に包まれていた。それは「アクア」に居る。私を包んでくれる。とっても広くて、とっても素敵な輪っかだったんだよ』

 『素敵な話だね。灯里さんを包んでいる輪っかはマンホームにも届いていてあたしも包んでいるのかな・・・灯里さんは2つの星の輪っかをつないでいるんだね』