なんとかなるもんだよZUYAさん! ( Hey, ZUYA. You Can Do It! ) 

『なんてこったいZUYAさん!!』をVersion Up.“崖っぷちブルーズマン”ZUYA(ずうや)の悲喜交々を綴る。

恋よりも鯉かな~ その弐

2023年04月18日 | 

こんばんはZUYAさんです

しばしのブログ休息期間を経て、不肖ワタクシ戻ってまいりました。心身共に絶好調とは言えませんが、小生を気にかけて下さっている方々、そしてこの稚拙なブログを楽しみにされている方々がいらっしゃることに改めて感謝しなければと思っている今日この頃です

その休息中に出掛けた旅日記の後編をご覧くださいませ~  

 

          

 

長野県佐久市にて

 

佐久を訪れるのは、2010年以来13年振りとなります(その時のブログ)。結婚して最初の年末年始にお義母さんのお支払いで軽井沢のホテルで過ごした帰り道でした

さて時間はう~んと進んで、2023年4月10日12時29分にJR小海線中込駅に到着しました。ええもちろん今回は一人旅です。いよいよ恋に鯉に焦がれて再びやって来ましたよ、佐久へ~

 

中込駅のホームからも浅間山が~

 

跨線橋の上からの方がもっと見えた~

 

いらっしゃいましたよ~

 

前回の訪問時は佐久市岩村田にある鯉料理では老舗の「佐久ホテル」で頂きました。今回はせっかくなので他の店で頂いてみようかと。ところが佐久周辺の鯉料理を提供するお店の多くは月曜日が定休日...そんなわけで手っ取り早く駅から出て最初に目に入った鰻・鯉料理のお店「三河屋」さんに入りました~

 

 

 

後でネットで調べてみるとこの界隈だと一番人気のお店のようです。お昼時と言うこともあり混雑必死の覚悟で暖簾をくぐりましたが、意外に空いていてラッキーでした。テーブル席も空いていましたが、お寿司屋さんのような3人ほどが座れるカウンター席へ案内されました  

メニューを見ると鯉・鰻料理も豊富にありますが、定食やそれ以外の麺類や丼物と目移りするぐらいありました。女将さんに色々付いた定食の方がお得ですかと尋ねると、単品の方が食べ甲斐がありますよとのことで、瓶ビールを飲みながら先ずは「鯉のあらい」を待つことに~(まぁ出来ればお昼から米を食べたくないZUYAさんですから...) 

 

 

 

登場した「鯉のあらい」を見て感動すら覚えましたよ。昨年の夏は家から(佐久に比べたらうんと近い)埼玉県吉川市まで足を運んで鯉料理を食べましたけど、やはり全国的にその名を轟かせる佐久の鯉、貫禄が違いました~

一般的に雑菌等を取り除くために洗浄をかけられている鯉は写真の様に立ちません(つまりはペタンとしてしまうのです)。メニューにも書かれてある「鯉料理は注文後、少々お時間がかかります」の記述からしても、こちらでは注文後に新鮮な鯉を捌いているのがわかります

味はもちろん、パーぺキ (←死語)

 

よく鯉料理と言うと間髪入れずに”泥臭いから嫌い”と言う人が多いですが、いったい何処でどんな鯉を食べたらそんな泥臭い鯉を食べられるのか逆に知りたいものです

ZUYAさんは幼少の頃に自分たちで川(木曽川の支流)で釣った鯉を岐阜の祖母が調理してくれた味が懐かしくて時々食べたくなるのですが、一度たりとも泥臭い鯉なんて食べたことがありませんよ(→あんたが泥臭い人生を歩んでいるからわからないんだよ!とか思わないくださいね~)

 

 

さて「あらい」が食べ終わらない内に、「鯉の旨煮」が登場。これも大胆に輪切りにしたものが、内臓と共に供されました。これはもうパーペキどころの騒ぎではなく、この世で一番美味い魚は鯉ではないのかと思えるほどのお味で文字通り、

恋に落ちそう...

 

鯉は小骨が多いのですが、そんなこと一切気にならないし、特に卵と思われる部分はもう珍味の一言~

ビール2本に続けて焼酎ロックに突入。お客さんは何組かいましたけど、呑んでいるのはZUYAさんだけのようでした。しかも1時間ちょっとで焼酎は3杯目に突入...

〆には「はやの唐揚げ」を頼みました。「はや」も淡水魚で鯉の仲間。地方によって呼び名が違うようですが、ZUYAさんは“カワムツ”と言う名で知っていました。これがまた美味~

 

 

これだけ呑んで食べて、お会計は5,000円でお釣りが来ましたよ。恋に鯉に焦がれて、この地まで来た甲斐がありました。女将さんもこんなに一杯食べて飲んでくれるとは思ってもいなかったようで、お会計時に口直しの飴と共に喜びの言葉を下さいました

お店を出た後、店先で一服していると(ZUYAさんよりずっと若い)店主(息子さんかなぁ)が挨拶をしに来てくれました。“日本酒はお好きですか?お好きでしたら良い販売所がありますので、行ってみてください”と言われて行ってみました。先日のトラウマが蘇りますが旅の思い出にワンカップを2つ購入し、今回は一先ずクッションの効いたカメラバッグに収納しました~

 

 

 

 

 

 

浅間山~

 

八ヶ岳方面~

 

その後は中込の町を歩いてみましたが、古き良き昭和を感じます。少し歩けば町外れになり雄大な浅間山や蓼科山を眺めることが出来ます

小海線は日中は1時間に1本、通勤通学時間だけは2~3本になるダイヤ。ZUYAさんが帰りのバスに乗る佐久平へ向かう列車まではまだ時間があったので、酔い醒ましにレトロな喫茶店に入り「レイコー(アイス珈琲)」を頂きました~

 

 

駅に戻ってもまだ少し時間があったのでホームのベンチに座っていると、70前後と思われるマダム3人組が駅員さんに何でエレベーターがないのかと詰め寄っています...

“しょうがないじゃん、田舎なんだから...”と思いながら聞いていましたが、3人組は跨線橋を渡って反対方面のホームの列車に乗るようで。まだ時間があったので、“俺が運んであげますよ~”と勝って出ました。そしてお礼に、またもや飴を頂く...こんなに飴をもらう日も珍しい~

 

 

さて列車に乗って、小諸方面に戻って降りたのは「佐久平駅」。ええ北陸新幹線との乗換駅ですね。「その壱」でもちらっと書きましたが、この新幹線のルートが通るか通らないかで小諸市と佐久市は明暗を分けたと言っても過言ではないと思います。もちろん東京の街に比べたら大差がないように感じますが、小諸駅周辺で感じた”寂しさ”を佐久平の駅の周りでは感じませんでした

帰りのバスの発車時刻は17時30分。駅前のビジネスホテルの1階が健康ランドになっていたので、ひとっ風呂浴びることに。ほぼほぼ貸切状態で満喫し、駅にあるお土産店で買い物して時間を確認すると16時50分...

 

 

 

観光案内所に行き、“駅から一番近い蕎麦屋さんを教えてください”と尋ねて、徒歩数分の所にある17時開店の「上仲屋」を教えてくださいました最後の最後で信州蕎麦を頂いてから新宿行きの高速バスに乗り込みましたよ

新宿バスタまで所要時間は3時間弱。次の日の仕事のことも考えて到着までしっかり寝るつもりでいたのですが、同じバス停から乗車したと思われる女性2人組が、まぁよく通る声でよく喋っていて...

運転手も特には注意しないし...コロナによる車内飲食禁止の規制も解除されているので、先ほど購入したワンカップを堪能することにしました。上里SAで休憩タイムにバスの停まっている場所から遠く離れた所でZUYAさんが一服していると、隣の女性が“同じバスに乗っている方ですよね?”と話しかけてきました~

 

 

とってもドキドキするような綺麗な方で、先に一服を終えた彼女がバスに戻って行きました。ZUYAさんも少し遅れて少々心を弾ませながらバスに戻ると、その美人さんはZUYAさんを眠らせなかった2人組の1人でしたとさ~(観音さまはちゃんと見ているのです...)

 

はい、以上で旅日記はおしまいです。まぁZUYAさんが求めていたのは、“”ではなく“”でしたからね~

 

Have A Good Night,Folks!