なんとかなるもんだよZUYAさん! ( Hey, ZUYA. You Can Do It! ) 

『なんてこったいZUYAさん!!』をVersion Up.“崖っぷちブルーズマン”ZUYA(ずうや)の悲喜交々を綴る。

うむむ...今年も残すところ2日ですか~ (・_・)

2010年12月29日 | Music & Life 

もう12月29日。今年も残すところ後2日と数時間である

実は今から約30年ほど前の今日、ZUYAは祖父を亡くした。入院していたわけでもなく、病で床に伏せていたわけでもない。その数ヶ月前の夏休みには元気に遊んでもらったのだから、まさに突然死であった。


ZUYAとその兄弟2人が大阪から岐阜県恵那に向かった日、祖父と祖母はいつもなら必ず名古屋まで迎えに来てくれるのだが疲れか何かで調子が悪く来れず、祖父の妹が代わりに迎えに来てくれた。近鉄特急で名古屋駅に到着し電話をしたときは祖父はまだ生きていて、祖母が彼に孫達と話すかと尋ねたらもうすぐ会えるからと断ったそうな。多分自身の死期を感じていて少しでも体力を使わないように寝転がっていたのであろう。

名古屋から当時の国鉄中央本線に乗り(今とは違い約1時間半ほどかかった)恵那に着き、駅から子供たち3人だけが家に向かい祖父の妹が 『 今3人タクシーに乗せたから~ 』 と家に電話を入れた。ZUYAたち3人はもうすぐ祖父母に会えるのでウキウキになっていると家まであと数分の山中で突然タクシーは停まった。訳もわからないままドアが開くと先ほど駅で我々を見送ったはずの祖父の妹が叫んで乗り込んできた、 『 おじいちゃん死んじゃったって! 』 。

それからすぐに4人で家に着くと祖母が泣き叫びながら家から飛び出してきた。我々はまだ寝ている状態からそのまま死んでしまった祖父の姿を今もしっかり覚えているし、まだ温かい身体に促されて触ったのも覚えている。本当に居眠りをしているようだった。当時ZUYAは小学校1年生か、2年生だったが、鮮明に強烈に“人の死”と言うものを体験した。

それがZUYAにとっての12月29日だ。



さて気を取り直して今夜は久々にウィングスの最高傑作 『 Band On The Run(バンド・オン・ザ・ラン) 』 を聴こう

先日デジタルリマスターでデラックス版(ボーナスCDやDVD付き)が発売され今またレコード業界を賑わしているようだが、詳細は専門家に任せるとしてこれはロック・ファンなら必聴盤であろう。世間一般には“最もビートルズを彷彿させるアルバム”だと言われるが、これはビートルズなどは関係なく完全に“ポール・マッカートニー(ウィングス)の作品”であると言える。それほど彼(彼らの)本領発揮された素晴らしいアルバムである。


今夜はこれを聴きながら祖父の冥福を祈りたいものだ


バンド・オン・ザ・ラン デラックス・エディション(完全限定生産盤)(DVD付)
クリエーター情報なし
ユニバーサル ミュージック クラシック