今日のテーマは“泣くこと”です。
【その1】
中村航さんの作品も初めて読みました。
この本は、あえて帯のあらすじを読まずに読み始めたのですが…
途中で「あっこの人が死んじゃうんだ」ってしっかり分かってしまいます。
とてもとても切ない物語です。
以下引用です。
P57…求婚から一夜明けての朝食だった。二人で食べる小麦色のトーストが、素晴らしく美味しく感じられた。
トーストは状況の食べ物だと思った。美味しいトーストと、そうでないトーストには、それ自体に大した差はない。そのときの気温や湿度、時刻や場所やBGM。一緒にいる人や、昨日観た映画、未来の展望や予感のようなもの。それらの濃淡によって、美味しかったりそうでもなかったりする。
(食事という風景はいろいろな作家が書いていますが、この日の朝は“スタート”として描かれているのだな~と思った場面です。そして、食事風景を読んで、どうしてもその食べ物が食べたくなってしまう、という表現は素晴らしいです)
P58…ここが頂点でもいいな、と思った。降りてきたように思った。
あとは登ることじゃなくて、まっすぐ進むことを考えればいい。僕と彼女を中心に置いた球体。
(こういう見方ってやっぱり男性だからでしょうか?立体的な捉え方。女性はどちらかというと平面的かも。前後左右に上と下が加わるだけで、世界は広くなりますね。)
P107…考えてみれば、簡単なことだった。叫びたければ河原に行けばいいし、柔道がしたければ柔道場に行けばいい。人生はシンプルなほうが美しいに決まっている。
(人間ってどうしてもごちゃごちゃ考えすぎるのかな。それももちろんいいんだけどね。ごちゃごちゃ絡まってしまったらいったん原点に戻りましょうかね)
P164…叶わないことや受け入れられないことがこんなにも巨大なのに、今までどうやって生きてこれたのかわからなかった。叶わないことを願い、受け入れられないことを受け入れるのが生だとしたら、人はどうやって生をやりすごせばいいんだろう。
(彼女の余命が分かった時の描写です。切ないです。切ないです。)
何でこんなに切ない小説を書くのだろう
読み終わったとき浮かんだ疑問です。
その疑問を解説の島本理生さんが少しだけ解いてくれました。
P198…もし本来の寿命は変わらずに、愛する人よりも先に死ぬか、それとも後に死ぬか、を自分で選べるとしたら、果たしてどちらを望むだろうか。
『100回泣くこと』を読み終えたとき、そんな問いかけが浮かび上がってきた。
誰かと共に生きるということは、いつか失う悲しみを背負うことであり、同時に、いつか失わせてしまう悲しみを背負うことだと。
P202…現実はいつだって淡々と続いて、悲しみはいつだって容赦なく、思いも寄らないところではみ出してくる。きっと中村さんはそのことを知っていて真っ直ぐに見つめることができるから、こんな場面が書けるのだろうと思う。
だから、読み終えた後も物語は離れない。
時間が流れるだけで確実に失われていくものを知ってしまったからこそ、誰かを本気で好きになって、いつか自分にも死が訪れる日まで、風が吹いてもただ一つ残る愛を守りたいと願うのだ。
【その2】
Amazonで予約しておいた、本が届きました。
スラムダンク↑というコミックとアニメに一家で一時期はまりました。
↓は、スラムダンク1億冊突破記念に、作者の井上さんが、廃校の黒板に書いた、最終回からの10日後の話です。
これが、本になったんです。
こちらが届いた本ね。
コミック&アニメはすべて持っています。
今でも、主人公たちがどこかで汗を流して、体育館でバッシュをキュッキュってならしながらバスケしているんだろうな~と思いました。
その姿が脳裏に浮かんで、泣きました。
スラムダンクは名作です。
本気で生きてるって感じることができる作品です。
読んだことのない方は、いつか必ず出会ってください。
熱き、心優しき、青春ど真ん中の主人公たちに。
【その3】
さかたけこさんが東方神起いいよって言っていたので、娘にCDを借りて今日はずっと聴いています
特にこれ↓
できれば音量あげて聴いてみてください。
泣けます
東方神起 - どうして君を好きになってしまったんだろう?
【その1】
100回泣くこと (小学館文庫)中村 航小学館このアイテムの詳細を見る |
中村航さんの作品も初めて読みました。
この本は、あえて帯のあらすじを読まずに読み始めたのですが…
途中で「あっこの人が死んじゃうんだ」ってしっかり分かってしまいます。
とてもとても切ない物語です。
以下引用です。
P57…求婚から一夜明けての朝食だった。二人で食べる小麦色のトーストが、素晴らしく美味しく感じられた。
トーストは状況の食べ物だと思った。美味しいトーストと、そうでないトーストには、それ自体に大した差はない。そのときの気温や湿度、時刻や場所やBGM。一緒にいる人や、昨日観た映画、未来の展望や予感のようなもの。それらの濃淡によって、美味しかったりそうでもなかったりする。
(食事という風景はいろいろな作家が書いていますが、この日の朝は“スタート”として描かれているのだな~と思った場面です。そして、食事風景を読んで、どうしてもその食べ物が食べたくなってしまう、という表現は素晴らしいです)
P58…ここが頂点でもいいな、と思った。降りてきたように思った。
あとは登ることじゃなくて、まっすぐ進むことを考えればいい。僕と彼女を中心に置いた球体。
(こういう見方ってやっぱり男性だからでしょうか?立体的な捉え方。女性はどちらかというと平面的かも。前後左右に上と下が加わるだけで、世界は広くなりますね。)
P107…考えてみれば、簡単なことだった。叫びたければ河原に行けばいいし、柔道がしたければ柔道場に行けばいい。人生はシンプルなほうが美しいに決まっている。
(人間ってどうしてもごちゃごちゃ考えすぎるのかな。それももちろんいいんだけどね。ごちゃごちゃ絡まってしまったらいったん原点に戻りましょうかね)
P164…叶わないことや受け入れられないことがこんなにも巨大なのに、今までどうやって生きてこれたのかわからなかった。叶わないことを願い、受け入れられないことを受け入れるのが生だとしたら、人はどうやって生をやりすごせばいいんだろう。
(彼女の余命が分かった時の描写です。切ないです。切ないです。)
何でこんなに切ない小説を書くのだろう
読み終わったとき浮かんだ疑問です。
その疑問を解説の島本理生さんが少しだけ解いてくれました。
P198…もし本来の寿命は変わらずに、愛する人よりも先に死ぬか、それとも後に死ぬか、を自分で選べるとしたら、果たしてどちらを望むだろうか。
『100回泣くこと』を読み終えたとき、そんな問いかけが浮かび上がってきた。
誰かと共に生きるということは、いつか失う悲しみを背負うことであり、同時に、いつか失わせてしまう悲しみを背負うことだと。
P202…現実はいつだって淡々と続いて、悲しみはいつだって容赦なく、思いも寄らないところではみ出してくる。きっと中村さんはそのことを知っていて真っ直ぐに見つめることができるから、こんな場面が書けるのだろうと思う。
だから、読み終えた後も物語は離れない。
時間が流れるだけで確実に失われていくものを知ってしまったからこそ、誰かを本気で好きになって、いつか自分にも死が訪れる日まで、風が吹いてもただ一つ残る愛を守りたいと願うのだ。
【その2】
Amazonで予約しておいた、本が届きました。
スラムダンク 完全版 全24巻セット井上 雄彦集英社このアイテムの詳細を見る |
スラムダンク↑というコミックとアニメに一家で一時期はまりました。
↓は、スラムダンク1億冊突破記念に、作者の井上さんが、廃校の黒板に書いた、最終回からの10日後の話です。
これが、本になったんです。
こちらが届いた本ね。
コミック&アニメはすべて持っています。
スラムダンク『あれから10日後-』完全版井上 雄彦フラワーこのアイテムの詳細を見る |
今でも、主人公たちがどこかで汗を流して、体育館でバッシュをキュッキュってならしながらバスケしているんだろうな~と思いました。
その姿が脳裏に浮かんで、泣きました。
スラムダンクは名作です。
本気で生きてるって感じることができる作品です。
読んだことのない方は、いつか必ず出会ってください。
熱き、心優しき、青春ど真ん中の主人公たちに。
【その3】
さかたけこさんが東方神起いいよって言っていたので、娘にCDを借りて今日はずっと聴いています
The Secret Code(2CD DVD付)エイベックス・エンタテインメントこのアイテムの詳細を見る |
特にこれ↓
できれば音量あげて聴いてみてください。
泣けます
東方神起 - どうして君を好きになってしまったんだろう?
「しゃべくりセブン」(だったかな?)に
東方神起がゲストで出ていたんです
それまでも、他の番組で見て知ってたけれど
トークを交えたものをゆっくり見るのは初めてで、韓国のお国柄も伺えて
その純粋で古き良き日本を(貞節みたいなもの)大事に考えていることに好感を持ちました!
それに加えてあの踊りと歌!!!
おばちゃんでもファンになってしまいます(^^ゞ
ピョンの今日の読みづらい紹介文読んでくれてありがとう。
これから、何度か挑戦してみますね。
ところで、YASUKOさんは、月に何冊本を読んでるんですか?すごい読書家ですね。目を大切にしてください。
その人の内面を少しでも垣間見ると魅力が倍増されますよね。
PCにアルバムを取り込んでずっと聴いています(^^)v
今までですでに24冊なので月に6冊は読んでいることになりますね。
ペースをつかめると読むスピードもあがるような気がします。
今はこのペースが合っていますが、じっくりゆっくり読みたいと思う本もあるので、やっぱり臨機応変がいいようです(*^_^*)
読んだことないけど…
名作なのね~??
子どもたちは、夢中になっていたけど…。
読んでみると、良さが判るのかな??
そして誰のファンになったか教えて~(^_-)-☆
我が家は、
主人…キャプテンゴリ
私…花道
娘…三井(ミッチー)
息子…流川
が好きなんですよ(^^)v