今日はいいお天気になりました
嵐のあとにこんないい空を見せてくれるのですから、やっぱり空は恨めません
恒例のパン屋巡り。
先日、場所が分からなかったパン屋さんへリベンジ。
TOTSZEN BAKER'S KITCHEN
ここのパンはいろいろな材料を混ぜて焼いた凝ったパンが多いです。
ウチはシンプル好きなので3個だけ買いました。
あとは近くのスーパーに入っていたリトルマーメイドで。
今日は主人とふたりなので量は少なめです。
(奥の二つがリトルマーメイド)
最近読み終わった2冊の本について。
この著者の本は去年『償い』というミステリーを読みました。
この本は、病気の姉が肝臓移植の危機に陥り、肝臓提供を迷う妹の葛藤を、恋心を交えて描いています。
後半、姉が取ったある行動が、たった1ページに1行書かれています。
正直、ビックリしました。
重いテーマですが、少し深みが足りないかも、というのが正直な感想です。
2箇所引用します。
P79…人が暖かくなるのに、そんなに大きな幸せはいらない。小指の先ほどの幸せでいいのだ。
P151~152
「弟さんは自分の身代わりになったって、そういうふうに感じるの」
谷村は考え込む気配だ。考えの尾をひきずりながら、答える。
『そういう考え方は、弟に対して失礼だと思う。仮に、僕が病気で弟が健康体だったとして、自分の身代わりでお兄ちゃんが病気になったんだなんて弟が思っていたとしたら、冗談じゃないやって言いたくなるに違いないもの。僕の人生は、どんなものであろうと、僕用にあつらえたんであって、ほかのだれのためでもないだろう。弟だって、自分の人生は一から十まで自分のものだと思っていると思う、病気の遺伝子まで含めてね』
うん、そうだ、本当にそうだ、と直子はうなづく。
自分のことを天使だと思っている病気の《かぼ》との会話を通してほんとうの自分に目覚めていく僕の話。
全編を通して訴えかけてくるものがあります。
絵本のような優しさの中に、真実が語られている、そういう感じです。
そして、最後のどんでん返しはまたまた本当にビックリしました。
この本は、少し前の「禅語」のように、たくさんの箇所をチェックしたので、数日に分けて引用文を書きたいと思います。
P5~6
「最初から無条件に与えられるものなんかないんだ―――」
病室の大きな窓から空を眺めながら《かぼ》は、いつものあのませた口ぶりで言った。
「どんなものでも、半分は、ボクたちが自分で努力して掴まなくちゃいけない。そうすれば、残りの半分は神様がプレゼントしてくれる。だから、せめて半分だけは自分で明るくなろうとがんばるんだ。半分でいいんだよ。残りの半分の光は神様から届けられてくるんだからね」
「つまり、やっぱり君はほんとうに神様を信じているんだね?」
「純平は、いまちょっと軽蔑的に言ったね?」
くりっとしたあの瞳で僕の顔をじっと見つめてから、《かぼ》は愉快そうに笑った。
「うん、ボクは神様を信じているよ。でも、それは神様に頼るってことじゃないんだ。他の人よりも余分にいい思いをさせてくださいって、身勝手なご利益を求めることでもないんだ」
「頼るんじゃなきゃ、どういうことなんだい?」
「神様を信じてる、ってことはね、神様に恥ずかしくないような生き方をしようと努力している、っていうことなんだ。だから、神様を信じているボクを、純平が軽蔑するとしたら、それはおかしなことだと思わない?努力している人を軽蔑するなんて、おかしいよね?」
P14
「後悔だなんて―――」大崎さんは笑った。「そんなものは、欲望から行動する人だけのものだよ。結果がどうであれ、あの一瞬一瞬は真実だった。いまでも純平に感謝しているさ」
嵐のあとにこんないい空を見せてくれるのですから、やっぱり空は恨めません
恒例のパン屋巡り。
先日、場所が分からなかったパン屋さんへリベンジ。
TOTSZEN BAKER'S KITCHEN
ここのパンはいろいろな材料を混ぜて焼いた凝ったパンが多いです。
ウチはシンプル好きなので3個だけ買いました。
あとは近くのスーパーに入っていたリトルマーメイドで。
今日は主人とふたりなので量は少なめです。
(奥の二つがリトルマーメイド)
最近読み終わった2冊の本について。
そこにいる人 (幻冬舎文庫)矢口 敦子幻冬舎このアイテムの詳細を見る |
この著者の本は去年『償い』というミステリーを読みました。
この本は、病気の姉が肝臓移植の危機に陥り、肝臓提供を迷う妹の葛藤を、恋心を交えて描いています。
後半、姉が取ったある行動が、たった1ページに1行書かれています。
正直、ビックリしました。
重いテーマですが、少し深みが足りないかも、というのが正直な感想です。
2箇所引用します。
P79…人が暖かくなるのに、そんなに大きな幸せはいらない。小指の先ほどの幸せでいいのだ。
P151~152
「弟さんは自分の身代わりになったって、そういうふうに感じるの」
谷村は考え込む気配だ。考えの尾をひきずりながら、答える。
『そういう考え方は、弟に対して失礼だと思う。仮に、僕が病気で弟が健康体だったとして、自分の身代わりでお兄ちゃんが病気になったんだなんて弟が思っていたとしたら、冗談じゃないやって言いたくなるに違いないもの。僕の人生は、どんなものであろうと、僕用にあつらえたんであって、ほかのだれのためでもないだろう。弟だって、自分の人生は一から十まで自分のものだと思っていると思う、病気の遺伝子まで含めてね』
うん、そうだ、本当にそうだ、と直子はうなづく。
かぼ石井 裕之祥伝社このアイテムの詳細を見る |
自分のことを天使だと思っている病気の《かぼ》との会話を通してほんとうの自分に目覚めていく僕の話。
全編を通して訴えかけてくるものがあります。
絵本のような優しさの中に、真実が語られている、そういう感じです。
そして、最後のどんでん返しはまたまた本当にビックリしました。
この本は、少し前の「禅語」のように、たくさんの箇所をチェックしたので、数日に分けて引用文を書きたいと思います。
P5~6
「最初から無条件に与えられるものなんかないんだ―――」
病室の大きな窓から空を眺めながら《かぼ》は、いつものあのませた口ぶりで言った。
「どんなものでも、半分は、ボクたちが自分で努力して掴まなくちゃいけない。そうすれば、残りの半分は神様がプレゼントしてくれる。だから、せめて半分だけは自分で明るくなろうとがんばるんだ。半分でいいんだよ。残りの半分の光は神様から届けられてくるんだからね」
「つまり、やっぱり君はほんとうに神様を信じているんだね?」
「純平は、いまちょっと軽蔑的に言ったね?」
くりっとしたあの瞳で僕の顔をじっと見つめてから、《かぼ》は愉快そうに笑った。
「うん、ボクは神様を信じているよ。でも、それは神様に頼るってことじゃないんだ。他の人よりも余分にいい思いをさせてくださいって、身勝手なご利益を求めることでもないんだ」
「頼るんじゃなきゃ、どういうことなんだい?」
「神様を信じてる、ってことはね、神様に恥ずかしくないような生き方をしようと努力している、っていうことなんだ。だから、神様を信じているボクを、純平が軽蔑するとしたら、それはおかしなことだと思わない?努力している人を軽蔑するなんて、おかしいよね?」
P14
「後悔だなんて―――」大崎さんは笑った。「そんなものは、欲望から行動する人だけのものだよ。結果がどうであれ、あの一瞬一瞬は真実だった。いまでも純平に感謝しているさ」
(著者の感性や文章によって)
輪郭をもつ、ということがこの頃しばしばあります。
> 神様を信じてる、ってことはね、神様に恥ずかしくないような生き方をしようと努力している、っていうことなんだ
ここがそうでした。
「かぽ」、読んでみようとおもいます
こちらで便乗させていただきました^^
今週は暖かくなりそうで嬉しいのですがYASUKOさん花粉症は
治まってますか?つらくないといいですね。
横浜はたくさんおいしそうなパン屋さんありそうですね♪
私も明日の朝買いに行きたくなりました☆
すぐ側にある緑道には、年配のご夫婦や、若いベビーカーを押しながらのカップル、威勢のよいウォーキングやジョギングをしている人達がたくさん、春の日差しを楽しんでいる姿を見かけることができました。
昨日の天気が嘘のようでしたね♪
読書してないな~。
何冊か買ったまま少し読んでそのままになってる本があります。
なかなか読めなくて、欲求不満を感じてます。
時間の上手な使い方、考えないと。。
そこまで鮮やかでなくとも“見えてくる”ということですよね(*^_^*)
昨日よは息子の部活があったので早起きだったんです(^^)v
花粉症、ピークですから辛いです~(T_T)
今度もう少し強いお薬出してもらおうかなと思っています。
確かに暖かくなるとみんな外に出てきますね~。
花粉症さえなかったら一番好きな季節なのに(^^ゞ
とにかく目の届く範囲に本があると落ち着くんです(*^_^*)
私は今はちょっと隙間時間ができると、1ページだけでも読んでいます。
このちょこちょこ時間が私の読書時間です。
ぽわんさんは、読み出したら止まらないってタイプかな?
おいしそうなパンですね~。
コルネが特においしそう。二男が大好きなパンです。
YASUKOさんは本当に読書家ですね。感心しています。
みんなに同じようにある24時間なはずなのに、時間の使い方が上手なのね…。
昨日は風邪でダウンしてました。
今日は、いいお天気、昨日の分取り返さないとね。
私は「何もしない時間」が苦手です。
常に「何か」しています。
本当は「何もしない時間」を心底楽しめるようになりたいのですが…
ついつい時間が空くと「何しよう?」って思考回路になってしまうのね(^^ゞ
風邪お大事に。
無理しないようにね。