燃えるフィジカルアセスメント

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ドーパミン遮断薬

2021-02-12 | 闘魂症例検討会
みなさん、こんにちは。
 
 
 
嚥下障害、嚥下機能を低下させるという作用があるものに、ドーパミン遮断薬、抗コリン薬がある。
 
 
 
脳障害があっても嚥下機能が低下することがあるが、薬剤性でも嚥下機能が低下して誤嚥を来すことがあるのだ。
 
 
 
抗精神病薬、嚥下障害、誤嚥性肺炎、これが一つの薬剤カスケード。
 
 
 
カスケードというのは滝という意味である。
 
 
 
パーキンソン症候群に対して抗コリン薬が投与されることがあるが、それによって誤嚥、嚥下機能も低下し、認知機能も低下する。
 
 
 
それに対してドネペジルが投与される。
 
 
 
抗コリン薬は便秘の副作用があるが、それに対して下剤を投与すると今度は下痢をきたす。
 
 
 
ドネペジルも下痢をおこす。
 
 
 
かなり複雑な薬剤カスケードがあったと考えられるケースだった。

 

 

写真:佐敷海岸

 

 

 

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