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リウマチ性多発筋痛症のステロイド薬

2021-01-06 | 闘魂症例検討会
みなさん、こんにちは。
 
 
 
最近の研究では、リウマチ性多発筋痛症の75%の患者でステロイドを投与量は12.5mgで十分であり、治療成功ケースでの初期投与量を決定する因子は体重であった。
 
 
 
この研究で判明した治療反応ケースにおける初期プレドニゾロン投与量は、0.19±0.03 mgであった。
 
 
 
体重38キロの患者であれば、0.19×387.22 mg投与でよいということになる。
 
 
 
サルコペニア、骨粗鬆症等があれば7.5mg投与で治療開始でよいのだ。
 
 
 
ガイドラインやテキストの本文をよく読むと、個別的判断や個別的処方を推奨している。
 
 
 
日本は世界に例をみない超高齢社会に突入した。
 
高齢者で併存症を持たない人はほぼ皆無といってよい。
 
 
 
高血圧、糖尿病、脂質異常症、骨粗鬆症、骨関節症、逆流性食道炎、ロコモティブ症候群、サルコペニア、フレイル、認知症など。
 
 
 
そのような患者では、ある単一の病気のみをみて機械的にガイドラインに基づいた処方を行うのではなく、患者の全体像をもみて少量から始める処方を行うべきである。

 

 

写真:うるま市海岸

 

 

 

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