燃えるフィジカルアセスメント

総合診療医徳田安春の最新医学情報集。問診、フィジカル、医療安全、EBM、臨床研究に強くなれます。

皮膚の点状出血

2024-09-13 | 闘魂症例検討会
みなさん、こんにちは。   外傷による脂肪塞栓にもみられる。   錯乱と呼吸困難と点状出血がその3徴候、結膜点状出血、網膜症状、脂質尿もみられる。   点状出血の診断価値は高い。   DICでの2次的な点状出血は、羊水塞栓症などの産科救急で起こる。   敗血症、特に髄膜炎菌血症、低体温、高体温、さまざま原因で起こるショックなど。 . . . 本文を読む
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点状出血

2024-09-12 | 闘魂症例検討会
みなさん、こんにちは。   さまざまな疾患に点状出血が発生する。   しかし、最終的には内皮の障害が起こる。   機序として、外的障害、低酸素血症、静脈閉塞、気圧性外傷、毒素などが含まれる。   法医学では、窒息状態を診断するうえで絶対に必要なものとされていた。     写真:玄米とも . . . 本文を読む
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毛細血管拡張症の機序と鑑別

2024-09-11 | 闘魂症例検討会
みなさん、こんにちは。   毛細血管拡張症はギリシャ語で「終末血管の拡張」を意味する。   遺伝性出血性毛細血管拡張症(Osler−Weber−Rendu病)の紅い斑点は指、舌、口にみられる。   サクランボ色血管腫に類似している。   クモ状血管腫は動脈性の毛細血管の拡張で上大静脈へ流出する領域に現れる(胸部や上 . . . 本文を読む
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白斑

2024-09-10 | 闘魂症例検討会
みなさん、こんにちは。   白斑は皮膚の白い斑点や斑となっている状態。     半数以上は18歳までに発症する。     通常、手、足、顔が最初に冒される。     山火事のように色素細胞が死滅する過程が進み、消え去ってしまう。 白斑は、多発性骨髄腫、Hodgkinリンパ腫、菌状息肉症、低γグ . . . 本文を読む
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大理石様皮膚と温熱性紅斑の違いとは?

2024-09-09 | 闘魂症例検討会
みなさん、こんにちは。       大理石様皮膚は大理石紋理様の皮膚。      網状皮斑と混乱することがある。     青紫色の網目状中に、明るいピンクの斑があったりする。     大理石様皮膚は寒いと出現する。     温まると消褪する。 & . . . 本文を読む
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抗カルジオリピン症候群を疑う症状とは?

2024-09-06 | 闘魂症例検討会
みなさん、こんにちは。       網状皮斑はラテン語で「小さな網状の皮膚の色調の変化」を意味する。     四肢に多いが、体幹部にみられることもある。     網の目状の赤から青色の変化。     境界不明瞭。     寒冷刺激によりさらに顕著となる。 . . . 本文を読む
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差異チアノーゼとは?

2024-09-05 | 闘魂症例検討会
みなさん、こんにちは。   身体部位により色が異なる(差異チアノーゼ differential cyanosis)は右手はピンク色をしていて、両下肢にチアノーゼが出現するもの。   左手にも出現したら「ハレクィンharlequin」チアノーゼ。   これは動脈管開存の際にみられ、2次性肺高血圧が併発していることで起こる。   肺動脈のチアノー . . . 本文を読む
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チアノーゼ

2024-09-04 | 闘魂症例検討会
みなさん、こんにちは。   チアノーゼでは青い色を呈する。   全身のチアノーゼはデオキシヘモグロビン、メトヘモグロビン、スルヘモグロビンによって起こる。   デオキシヘモグロビンは、通常シャント、低換気、換気−灌流比不十分のために酸素化がうまくいかない結果起こるのである。   メトヘモグロビン血症やスルヘモグロビン血症は薬物曝露 . . . 本文を読む
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中毒での皮膚所見

2024-09-02 | 闘魂症例検討会
みなさん、こんにちは。   ピンク色の指や足趾の変色、手掌および足底の落屑、麻疹様の皮疹は水銀中毒に特徴的。   桃色病pink diseaseあるいは肢端疼痛症acrodyniaともいう。   水銀曝露の随伴症状には、紅潮、易怒性、腫れて痛みのある四肢先端、脱力、頻脈、高血圧、羞明、多発神経炎がある。   水銀毒性の事実を認 . . . 本文を読む
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紅斑

2024-08-30 | 闘魂症例検討会
みなさん、こんにちは。   紅斑は皮膚の紅み。   猩紅熱のように血管拡張の状態のこともある。   ブドウ球菌性熱傷様皮膚症候群では、紅斑の後に皮膚脱落が起きる。   ペラグラの最初の皮膚症状は、日焼け様の紅斑である。   初期の皮膚所見は対称性で露光部に限局している。   その後、外陰、肛門周囲に . . . 本文を読む
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