この本は、性的マイノリティの当事者が家族(または身近な大切な人)に
LGBTについてカミングアウトした時の手紙を本にしたものです。
私はLGBT(Q)について、勉強してこなかった(そもそも、それをタブー視するような、差別するような風潮だった)世代で、
不勉強も無知も恥ずかしくて、今少しずつ勉強しています。
その中で出会った一冊だったのですが、この本はLGBTに限らず、
自分のありのままをを受け入れて生きていく事の大切さや大変さ、
相手のありのままを受け入れて認めていく大切さと大変さを学べた一冊です。
これは子育てや普段の人間関係の中でも大切にしたい考え方です。
この本の中で、息子がゲイである事を受け入れたお母さんのが、手紙で息子に
「悲しみの前で足を止めるのでなく、どんな世の中でも生き抜く強さを持ちなさい。
そして、長生きをして、世の中が変わるところを見届けなさい。」
という言葉が素敵で、何度も読み返してしまいます。
コロナ禍や戦争など、日々悲しい事が沢山ありますが、
いい意味で図太くしたたかに生き抜いて、みんなで幸せな毎日を送っていきたいです。