Baradomo日誌

ジェンベの話、コラの話、サッカーの話やらよしなしごとを。

え?

2006-02-26 | よしなしごと
外国から講師が来る、英語での講義になるかもしれないとの噂が流れ、戦々恐々教室へ入ると、早速講師が教卓の前に立った。
何故か、フィリップ・トルシエだった。
「ひ~フランス語かよ、さっぱりわかんね~よ、勘弁してくれよ~!」
と、隣の見知らぬ学生と異口同音に愚痴っていると、意外にもたどたどしい日本語での自己紹介が聞こえてきた。
「おぉ~、トルシエはまた日本で監督やりたいんじゃねぇの?」
などとくだらないことを言っていると、彼は学生たちの反応に満足げにうなづきながら、
「きょうの、課題は、ザリガニの馴らし方、で~す。」
とのたまい、何処からともなく巨大な水槽を取り出し、中でガサゴソやってる3匹のザリガニを誇らしげに指し示すと、厳かにこう言った。
「このザリガニに、言うことを聞かせるホウホウが、ありま~す。知っている人は、いますか?」
「…はぁ?」
「なんだ、ショクンは、そんなことも知らないのですか?君たちには文化がないのですか?このザリガニをよく見れば、わかるはずです。よく見なさい!」
そう言うやいなや、最前列に座っていた学生の胸ぐらを掴み、教卓の前に引きずり出すと、水槽にその学生の顔面を押し付けた。
「お~!やっぱトルシエだ。」
歓声が上がる。
押さえつけられた学生も妙にうれしそうで、水槽のガラス越しに「君の名は?」とザリガニに語りかけている。

しかし。
ザリガニと意思疎通する方法などわかろうはずもなく、ほどなく教室は沈黙に支配された。
黙りこくる学生たち。
その時、ザリガニのはさみに奇妙な模様があることに気付いた。
…何かに似ている。
そう、レフェリーが持つホイッスルだ!
と私が気付くや否や、ある学生が手を挙げ、「ホ、ホイッスルですか?」とうやうやしく質問すると、興奮のため顔面を高潮させたトルシエは、「素晴らしい!!」と連発しながらその学生を抱きしめ、頬にキスをした。

うぉぉぉ~、手を挙げなくてよかったよ~。昔、稲本も「カマっぽい」って言ってたもんな~、などなど、学生たちが勝手なことを口走っていると、トルシエはホイッスルを取り出し、ピピ~!
すると、3匹のザリガニが一列に並び、隊列乱さず前⇒後⇒左⇒右とステップ。
そして、誇らしげに振り上げたはさみで、チョッッチョッッチョッッッチョッキン、と、ボ・ディドリー・ビートを刻んだ。
「あ、ありえね~!」
絶句する学生に対し、「素晴らしいクラスだった。またいつか会おう。」と、意味不明のコメントを残し、トルシエは教室を去った。

…と、いうところで目が覚めた。

夢ですよ、夢。
この話は全て、今朝方私が見た夢です。
いったい全体、なんでこんな夢見たんだかなぁ。
どなたか夢判断とか詳しい方いらっしゃいませんか?