産業貿易センターで行われた神奈川県防災協会理事会及び通常総会で県議会建設常任委員会の委員長として挨拶させて頂きました。
「当会は、昭和27年設立以来、県民の生命・財産を守る為に、災害復旧事業等の促進に多大なご尽力をされている事に深く敬意を表するものでございます。
東京オリンピックや高度成長期に建設された公共事業が今、50年を経て更新投資が必要な時期となっており、老朽化の対策は急務であります。国土交通省の「道路橋の予防保全に向けての有識者会議」の提言では、建築後50年以上となる橋梁は、2016年で20%、2026年で47%となり経年劣化による「劣化損傷が多発する危機」と指摘しています。また、昨年の東日本大震災発生の教訓として防災・減災対策は、必要不可欠です。
その為に、この度、県議会建設常任委員会では、『安全・安心な社会基盤の再構築を求める意見書』をまとめ、県議会で採択して頂き国へ提出する運びとなっています。防災・減災対策は、防災機能を強化するだけでなく、デフレや円高の厳しい経済状況を好転させ、雇用確保対策にも繋がります。
今後の神奈川県防災協会の益々の発展とご参集の皆様のご健勝をお祈り申し上げます。」
