すぐに“疲労”して失せてしまいそうだから、凡愚の脳天に浮かんだ“ことば遊び”のいくつかを急ぎ書き記しておきたい。
■「カンばる」 かんばる(まったく不要ではあろうが、訓みを付ける。以下同様)
能力も人格もなく鼻つまみなのに、なかなか辞めないこと。地位に恋々としがみつくこと。
■「枝の細道」 えだのほそみち
進んではみたが、道が先細り、行き止まりのようなので、引き返そうかと悩むこと。
■「間男子」 まだんし
「間断」なく上司の尻拭いをしつづける人。 (注)間男ではない。
■「万里窮す」 ばんりきゅうす
昇ったのはいいがハシゴを外されて、大恥をかくこと。
■「あずみに置けない」 あずみにおけない
意外にも、上司に逆らう気骨があること。
■「与謝野る」 よさのる
簡単に鞍替えすること。信条や同志的結合に疎いこと。
■「レン掘る」 れんほる
2番でいいのよといいながら、わが子が1番の通信簿を取り墓穴を掘ること。『人類の進歩』に理解を欠くこと。
■「武ちゃんマン」 たけちゃんまん
“全部ダメ、早く辞めろ”と、反乱する地位の高い人。北野武ではない。
■「松ちゃん」 まっちゃん
高圧的な突っ込みをする人。権力を笠に着て威張り散らす人。ダウンタウンの松本人志とは別人。
■「前払い」 まえはらい
水を貯めるダムは嫌いなくせに、だれかれとなく献金だけはもらって貯めたため、前方から足を払われた人。もしくは、ガセメールや金でずっこけること。
■「仙石る」 せんごくる
“先刻”までいたのに、雲隠れすること。何を考え、何をしているのか判らないこと。
■「鳩ぽっぽ」 はとぽっぽ
まだ、いる人。
学習効果があるのかないのか、60年安保を筆頭に旧政権党は剥き出しの権力に懲りている。何度も大失敗をしてきたように、生来は金が好きな政党だ。霞ヶ関の扱いにも慣れている。
ところが、現政権党は金はさほどに好きではないらしい。一部ではこれに目のない人がいて確執もあるが、表向きはそうだ。だが金に淡泊な分、権力はめっぽう好きだ。上から下まで、この政党には権力志向が芬々だ。2年前落とせもしない空手形を切りまくって、やっとこれを手に入れた。だからブンブン振り回す。ろくすっぽな習練もしていないものだから、ついにはてめーの足を斬りつける羽目になった。漫画のような話だ。いつまで、カンばるのやら……。
クッソ暑い今日この頃、ぼやいてみれば少しは涼しくなろうというもの。……いや、余計に暑くなったか。(漏れも、切り込み不足もある。別案、妙案をいただければ、幸甚、幸甚。)□