いもあらい。

プログラミングや哲学などについてのメモ。

この<私>?。

2005-07-29 23:42:00 |  Study...
一人称としての「私」でなく、まさにいま知覚者として存在する<私>に関するちょっとした疑問と考察。

眠いのでメモ程度に。
後で補足します。(って、そんなのばっかだ。。。)

永井均さんとかもそうですが、哲学によく登場する、この<私>という概念。
どうにも、これについての議論や思考実験というのは話をわざと変な方向に持っていっているような気がするんですよねぇ。
といっても、じゃあどう解決すればいいのか、というとまだ模索中なわけですが。

(これも同じく書き途中の)クオリアに関する問いというのも、よくよく見てみればこの<私>というものがどうして生まれるのか、というところを問うものなんですよねぇ。
よく勘違いされて(というか自分も勘違いしていたわけですが)クオリアの質の差があるのかないのかの議論にばかり目が行ってしまうんですけどねぇ。

さてさて、この問題を解決するのには、やはり現象学的にエポケーの状態からそもそも<私>とはなんなのか、というのを構築していくのがいいと思います。
なんとなく、それでほとんどのことが解決しそうな気もするので。

最終目的は次のことを示すことであるような気がします。
“<私>において他の<私>候補と<私>との同一性を示すことは出来ない。”
そして、その一歩手前の重要な点として、
“<私>において、<私>は常に一定である、という思い込みが存在する。”
ということに気がつく、必要がありそうです。

そのための思考実験として、やはり自分の時間に関する考察に似ているのですが、「私がいない時間」を経るという考察――例えば、寝る前と寝た後とで、どうして私が私であると認識されるのか(認識「してしまう」のか)、といったものを考えていく必要がありそうです。


7の7乗の7乗の…。

2005-07-27 23:15:00 |  Etc...
『高校への数学』の裏の広告に載っていた問題が興味深かったので。

どこぞの塾の広告なのだけれど、問題は以下の通り。

A=7777777を13で割ったあまりを求めよ。



おそらくの答えを出したのですが、とりあえずそれはまた今度で。



では解答編。
結局エレガントな解答は見つからなかった…OTL

まず、以下は明らか

∀n、7n≡1 (mod 2) ―(1)





次のことを示す。

a≡b (mod 2) ⇒ 7a≡7b (mod 12) ―(2)




∵ 71≡7 (mod 12)
  72≡49 (mod 12)
    ≡1 (mod 12)
 である。
 今、
  a≡b (mod 2)
 ならば、
  a=2n+b (n∈Z)
 よって、
  7a=72n+b
    =(72)n7b
    ≡7b (mod 12)
 よって、示された。


次に、次のことを示す。

a≡b (mod 12) ⇒7a≡7b (mod 13) ―(3)




∵計算すると、
  71≡7 (mod 13)
  72≡10 (mod 13)
  73≡5 (mod 13)
  74≡9 (mod 13)
  75≡11 (mod 13)
  76≡12 (mod 13)
  77≡6 (mod 13)
  78≡3 (mod 13)
  79≡8 (mod 13)
  710≡4 (mod 13)
  711≡2 (mod 13)
  712≡1 (mod 13)
 となっている。
 今、
  a≡b (mod 12)
 ならば、
  a=12n+b (n∈Z)
 よって、
  7a=712n+b
    =(712)n7b
    ≡7b (mod 13)
 よって示された。


さて、(1)より、
 77777≡1 (mod 2)

(2)より、
 777777≡71 (mod 12)
     ≡7 (mod 12)

(3)より、
 7777777≡77 (mod 13)
      ≡6 (mod 13)

したがって、Aを13で割ったあまりは6である。//

この議論をたどる限り、
 777≡6 (mod 13)
のようですねぇ。
だから、
 7A≡A (mod 13)
であることが証明できれば、エレガントに証明できそうなんですけれどねぇ。


『スターウォーズ エピソード3 ~シスの復讐~』。

2005-07-19 20:48:00 |  Review...
『スターウォーズ エピソード3 ~シスの復讐~』を見てきた。

『心に少年少女の輝きを』のkagamiさんがレビューを書いていて、面白そうなので見てきました。

んで、感想です。
時間がないのでざっと書きます。

う~ん、なんともなぁ、という感じです。
小説版を読んでいないからか、正直kagamiさんのような、ジェダイ=理性的(悪く言えば教条的)、シス=人間的、という感想は抱かなかったですねぇ。
どちらかというと、ジャダイ=道教的、シス=ルサンチマン、という感じが強かったと思います。
パルパティーンもなんというか、そんなにアナキン思いには思えない。
パルパティーンにしろ、アナキンにしろ、「自分が」「自分が」という我の強さばかりが目立っていて、それゆえにこの悲劇が起きたとしか思えないんですよねぇ。
アナキン、なんというか、この悲劇の原因を絶対自分には認めないですよね。そこにあるのは逆恨みのみ。

ちょこっと思ったことに、アナキンの姿は3段の変化をそのまま表しているんじゃないのかなぁ、ということ。
最初は、教条的なジェダイにただ従う姿。(駱駝)
次に、そういったジェダイ・秩序を破壊していき、自らも傷つく姿。(獅子)
そして、最後はそういったのを超えて、自分の思うままに動く姿。(幼子)
(んー、最後が怪しい(^^;

まぁ、内容はおいといて。
やはり今回の作品の一番の見所は「映像」でしょうねぇ。
もう、ステキの一言。
スピード感あふれるアクション(ライトセーバーのちゃんばらシーン)や、その背景のマグマの様子とか、なんか凄かったです。
宇宙船もスマートな感じではなく、ゴツゴツした感じがあって、むしろこっちの方がかっこいいなぁ、と思いました。
それと、一番最後の夕日が美しかった…
あんな夕日を、一度でいいから見てみたいものだなぁ、と思いましたね。


書きかけのもの(メモ)。

2005-07-03 16:04:00 |  Etc...
現在書きかけのエントリのメモ。
(全部書き終わったらこのエントリは消します。)

1、「すべき」言及の無効化について
まだ考え中。
自由。にみえるとおり、「~すべき」という言及は自分自身を締め付ける。そうでないような言及方法がないか、ということ。

2、プリキュアとアメリカの構造のこと
『プリキュア』から見えるアメリカの構造。が書きかけなので。

3、『飾られた記号』の読み方の続き
『飾られた記号』の読み方。の続きのエントリ。
森博嗣という人のも少し眺めたので。(『φは壊れたね』他)

4、親殺しのパラドックスの根本問題
以前書いた親殺しのパラドックス。はさらに考察を深めると根本的な問題をはらんでいるので、それについて。

5、時代性と文化の関係の続き
空間設定をしたあとほったらかしにしていたので。
けど、証明とかを記述していくのがかなり面倒くさいので、噛まれることがないのであればあまりやりたくないかも。

6、いろいろな本・映画の感想
スラムダンク(書きかけ)、電波男、オニババ化する女たち(昨日買って来た)、Ζガンダム、など