鳥まり、参る!

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素晴らしき「普通」を「何者でもない」じゃと・・・。

2018年08月29日 | シリアス
【何者じゃなく、あなた!】

映画『フォレスト・ガンプ 一期一会』で、登場人物のダン・テイラーは戦争で両脚を失ってしまう。

誇り高く強い軍人だった彼は嘆き悲しむ。

両脚を失ってはもう前線で戦う軍人ではいられないし、彼は名誉の戦死を望んでいたから。

「俺は、ダン・テイラー中尉だった…ダン・テイラー中尉だったんだ…」

と主人公(フォレスト)にやり場のない怒りと悲しみを涙ながらにぶつける。

それに対してフォレストは

「今でもダン中尉はダン中尉です」

(もちろん和訳によって色々細部は違うが)

とこたえ、その言葉でダンの瞳に希望がやどる…ように私は見える。

ダンにとって、勇ましく戦い勝利をあげる英雄である自分こそがダン・テイラーであり、そうでない自分は何者でもない…どころか、

「このへんまでなら認められる」

から大きく脱落した、アイデンティティーを確率できない、存在がゆるせない自分なのでしょう。

ハンディキャップを負い生きる自分よりも戦死した自分の方が彼にとっては「上」であり「誇らしい」のです。

私たちの中にもダン中尉のような考え、あるでしょう。

「〇〇してたらカッコいい」

「〇〇はカッコ悪い」

「〇〇してる自分よりは××がまし」

というようなね。

長らく平和ボケした日本らしく、

「何者にもなれない自分でいいのか?!」

は悪い人…じゃない、お金を絞りとりたい人が善良な市民によく使う言葉です。

でも私は言いたい。

「アンタらがバカにする善良な“普通”の市民は、素晴らしい人達じゃ!!!」

と。

どんな仕事にだって辛いところが多少あります。

それに耐えて働く素晴らしさ。

家事をして誰かを助ける素晴らしさ。

命がけで子どもを産み育てる素晴らしさ。

辛く苦しい介護から逃げ出さずに毎日世話する素晴らしさ。

どれもこれも尊い仕事じゃないですか。

だいたい世の中の全員がスター気取りになったり

「この素晴らしい私(俺様)に尽くすのがみんな幸せでしょ!!」

と言い出したら世の中どんなに混沌とするか想像できないのでしょうか。

電車や飛行機を利用できるのは誰のおかげなのか。

世の親が一斉に育児放棄したらどうなってしまうのか。

もちろん、今までブラックすぎるところが社会にも学校にも家庭にもあって、それは変えていかなきゃならないけど、今頑張ってくれている人たちにねぎらいと感謝はないかねと私は思うんですよ。

今これを読んでくれているあなたが何者であろうと、素晴らしいところがあるんだ、頑張ってるんだ自分をねぎらってほしいと願っています。

この世界はもちつもたれつ、ちょっとずつ支え合って生きているって角野栄子さんも『魔女の宅急便』で書いていらっしゃいます。

嘘かホントかわからん演出されたキラキラではなく、毎日自分ががんばっているそのキラキラを認めてほしいですね。

しんどいこの世の中を、生きているだけで素晴らしいではないですか。





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