鳥まり、参る!

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“あれ”に疲れた人に読んでもらいたいもの。

2020年03月04日 | ガチ☆スピ
【書かなくても、わかる人にはわかる】

固有名詞をはっきり書く勇気は私にはありませんが…なんかすごかったようですね。

あれ。

わかる人にはわかる。

ハッシュタグの内容でわかる(笑)。

さて…それに疲れた人にぜひ読んでほしいものがあるので紹介させていただきます。

ひとつは、こちらのブログ。
  ↓
※小咲もものブログ

さまざまな苦労を経験なさったレディーが、するどくも優しい語りで近年暴走しがちなスピリチュアル・自己啓発・○○心理学等々に斬り込んでくださっています。

特にコチラの記事は、本屋さんに張り出して欲しいくらい素晴らしいものでした。

しっかり固有名詞も出していて、勇気がすごいな~と思います。

体験談もたくさん書いていらしゃって、現実から彼女が見つけ出し磨いた教訓はとても勉強させてもらえます。

かわいらしいシンプル漫画を読むだけでも疲れた人たちは癒されるんじゃないかな~と思います。

きっと今まで意識的に無視した色んな違和感がパズルのようにはまる感覚があるんじゃないでしょうか。

そして、もうひとつがこの本…。
  ↓
※『泣くなら、ひとり 壇蜜日記3 』(アマゾン)

壇蜜さんの日記エッセイ第3弾。

この最後に収録されている短編小説『光ラズノナヨ竹』をぜひ読んでほしいです。

就職活動がうまくいかず、キャリアウーマンの母と仲たがいしているうちに就活をやめてしまった主人公が、

「卒業論文を書くために新しいパソコンを買うぞ!」

とお金をおろしたら彼氏にそれを盗まれて蒸発されてしまう…どうする?!というはじまりの物語です。

知的で自罰的で、相手の望みをいつでも考える壇蜜さんらしい物語です。

ツッコミどころというか

「主人公ちゃん、その前にこれして!」

と思う描写はたくさんあります。

(まず窃盗した元彼をしっかり警察に届けないこととか、証拠の書置きレシートを感情にまかせて捨ててしまうこととか)

でも

「私を求めるところなんてどこにもない」

「女という記号としてなら価値がないわけじゃない」

「私なんてダメ人間だ」

「でも、選ばれたい」

こんな風にもがく主人公は、生き辛さを抱える人なら共感するところがあるでしょう。

壇蜜さんがアラフォー世代の方なので同世代の人はなおさらささるはず。

主人公が最後にはっと気づきを得て、

「○○は、もうおしまい」

と決別し現実を生きるまでをぜひ読んでほしいなと思います。

すごく大切なことが書いてあるから。

あ、あとこれは達観までいった人限定かもしれませんけど。

辛酸なめ子さんのおそらく最新刊『スピリチュアル系のトリセツ』

これのあとがきがすごくすごくすごーく良かったですよ。

おしとやかそうな外見とは裏腹に皮肉と情のない現実のえぐりだしが素晴らしい辛酸なめ子さん、スピリチュアル系だってゴリゴリ来てくれます。

ネタバレしすぎない程度にかくと、エンジェルセラピーの創設者でありスピリチュアル界の大御所であったドリーン・バーチューさんが

「今までのは全部間違いだった」

と自分の歴史を否定し、新しい信仰にのめりこんでいることを分析してくれているんだけど、

「名も無き一人の人間として」

ドリーンさんを考察したその内容があまりにも

「そのとおり…」

すぎるのです。

これは彼女じゃないと書けないことだと思ったので、素晴らしいなと思いました。

小咲さん・壇蜜さん・辛酸さん(この呼び方…)3人全員が優しい知性を持った人たち。

レディーもジェントルマンも幼い人もそれ以外の人も、あれで疲れた人はぜひ読んでみてください。


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