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リセット食

2020-10-11 | 積み重ねる養生
冷たい雨が続きましたね。

我が家はストーブを出してきて夜の間だけ使っていました。

体調を崩したら大変ですからね!


さて、本日はリセット食の紹介をしようと思います。

消化器官が弱っている方へよくするアドバイスに「生もの・冷たいもの・揚げ物は控えめにした方が回復が早いですよ。」がありますが、自分の意思が通りにくい状況もあると思います。

そんな時に役立つのがリセット食。

これを食べておけば体も労われるし、何より精神的にすごく安心できます。

この「精神的に」と言うのがとても大事で、例え体には直接負担になるようなダメージでない時も、精神的に「ああ、口にしてしまった…。」と自己嫌悪になり思い悩む事が体に負荷をかけてしまう事になり得ます。

だから、リセット食を用意しておく事で心身ともにとても楽になるのです。

「ああ、明日は会食だ。相手は何を選ぶんだろう…天ぷらとかだったらどうしよう…。」

なんて前日から思い悩んでいたらそれだけで体調が下降して、揚げ物の影響が大きくなってしまいそうです。


前日から食べておけば「何が来てもこわくないぞ!あとは楽しむだけ♪」と余裕をもてるし、当日は帰宅後にリセット食を食べれば「あーっ 久しぶりに食べれて美味しかった!」と幸せに思えます。

で、そのリセット食ですが、私がオススメするのは二つです。


一つ目はお粥。

これは食べる薬と言えそうなほど労わってくれる頼もしい存在です。

冷凍ご飯をストックしておけばすぐに即席お粥が作れます。


二つ目は大根。

これは救世主と言えるほど頼りになる存在。


そろそろ大根が美味しくなるので我が家の冷蔵庫にも常にストックされるようになります。

我が家で「大根ポリポリ」と呼ばれる塩麹を使った浅漬けは、揚げ物だけでなく焼き魚に添えたり、こってりした料理に添えたり、そして女子が大好きなお芋やお豆といったお腹が張りやすい食材のお供にもピッタリです。

大根にはお腹の気を通す事に長けていて、下腹部の張りには効果抜群です。

気を通す効果が強いから朝鮮人参の効果もじんわり効かせる事ができず、よくない食べ合わせとして有名です。


だから朝鮮人参を使った処方を出す時は患者さんへの注意が欠かせません。

韓国料理のサムゲタンを食べる時も大根は食べないでおきましょう。


我が家は食感を楽しむ為に、拍子木切りにして作り、そして水気を切った後は日持ちを良くする為にお酢を入れます。

そうすると冷蔵庫で3~4日は持つので、1週間に二度作るだけで毎日食べれる♪

とーってもオススメなので是非作ってみてください。

薬膳料理教室でも人気の一品です☆


<大根の塩こうじ浅漬け>

① 大根の葉に近いほうから3分の2ほどを浅漬け用に用意する。(残りはお味噌汁やスープに使っています。辛いのが好きな方はこちらもお使いください。)

② 大根の皮を薄く剥く。

③ ②で薄く剥いた皮の内側をやや厚めに剥く。(繊維が硬いので薄く気ってスープ等火を通す料理に使う。)

④ 好みの大きさに切って塩こうじを全体によくからめる。(塩こうじ大さじ2くらい。大根の大きさで加減を。)

⑤ 10分くらい経つと全体にしなっとなるのでぎゅうぎゅうと押さえてさらに塩こうじをなじませる。

⑥ 暫く放置して水気が沢山出たらそれを絞る。(絞った水気はスープに入れるとよいダシになります。)

⑦ お酢を大さじ1ほど入れて全体をよくなじませて出来上がり。


これはチャックつきの保存袋でやると、手も汚れずぎゅうぎゅう押さえやすく、そしてそのまま保存できるので便利ですよ。

③で剥くのは、大根の断面を見ると繊維の走っている方向が変わる部分があるので、それを参考に剥いています。

私はいつもおでんの大根くらいの厚さに輪切りにしてから皮を剥いています。


これからの季節に美味しい焼き芋のお供に欠かせません!

焼き芋でお腹が張る(張って下腹部を触りたくないタイプ)人は是非作って食べてみて下さい。



大根が甘くなる季節が待ち遠しいです♪






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