やおよろずの神々の棲む国でⅡ

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言語論:整理2~定義一覧 5章単語の種類,6章(1)(2)文とはなにか~

2010年12月16日 | 日本語について
とても長くなってきましたので、大事な言葉(用語)の意味(定義)をまとめます。(一部、原文に新しい説明を加えたり修正したりしている。)

~5章 単語の種類~
・実物の【宇宙】ではなく、宇宙を表す「言葉」について研究する学問を言語学という。言葉は人が創ったものであるから、言語学は人文科学の中に入っている。
単語というのは、宇宙にあるものごと(=ひとまとまりの《物》《物の変化やようす》《物と物との関係》など)について、人がつけた名前(呼び方・言葉)である
「概念」=人が脳内で認知・意識できるもの。
「1次的概念」=ある日あるときに脳に取り入れた情報により創られ、そのあとの最初の睡眠後も記憶されている(=思いだすことのできる)概念。
「2次的概念」=《ある人のある1次的概念が、時間を経て(=脳内でさまざまな影響を受けたりして)変化してできた概念》や、《ある人が複数の1次的概念や2次的概念を使って創った概念》


~6章 文や文章はなにを表わしているか~
「表明」=人が、他者に対して、言葉を使って、なにごとかを伝えようとすること。

「文」=1:ある人の脳内において、脳内の特定の単語どうしを関係づけ、文法規則にもとづいて並べた単語群。 ※これを「脳内文」と呼ぶことにする。
    2:「脳内文」を音声や文字(などの記号)
で表したもの。 ※これを、「(表明)文」と呼ぶことにする。以後、普通に「文」というときはこの「表明文」である。
「脳内の単語」=脳内の{単語概念}
「単語の意味」・・・各単語の「意味」は、「脳外」と「脳内」の2か所にある。
「脳外にある意味」=その単語が表している客観宇宙(現実)のものごとそのもの。
「脳内にある意味」=その単語概念につながっている無数の各種概念。※この各種概念のことを、「意味概念」と呼ぶことにする。
・意味概念・・・脳内にできた概念が、言語概念とつながったときに、意味概念と呼ぶことになる。
「単語概念」=音声概念(例:{[いぬ]}{[dog]})/文字概念(例:{〈いぬ〉〈イヌ〉〈犬〉〈狗〉〈inu〉〈dog〉}/ そのほか単語を表すすべての記号についての概念(点字概念など)。

■脳内モデルとしての《概念の姿》  
・なにかを経験するたびに、脳内に「単位概念(記憶の断片)」ができていく。
・単位概念のうち、単語(言語)そのものを表す単位概念を「単語(言語)概念」と呼ぶ。
・単位概念が特定の単語概念とつながったときは、その単位概念を(その単語概念の)「意味概念」と呼ぶ。
・すべての単位概念は複雑なネットワークを作っている。
言語を観点にしてそのネットワーク全体をみる場合は{ある単語概念}+{その単語に強くつながるさまざまな意味概念}》をひとまとまりの概念群とみて、《{単語ネットワーク}》と呼ぶ。(書き表し方は、例えば{犬}。)
・単語ネットワークは、他のすべての単語ネットワークとさまざまな強度でつながり、全体として複雑なネットワークを作っている。その全体を、一応《言語についての脳内宇宙》と呼ぶ。※以後、この論で「脳内宇宙」と言うときは、原則として「言語についての脳内宇宙」のことである。

・ある人の「脳内文」は、その脳内で、使用された単語ネットワークどうしが強くつながった《{文ネットワーク}》を作っている。
※かっこ記号の意味・・・【  】=
客観宇宙のものごと(例【ポチ(犬)が歩いている】) /「  」表明文(音声や文字の) / {  }=脳内文、各種概念
・文が表わしているのは、実際には「表明者(=話し手、書き手)」の脳内宇宙のなかのこと。決して(原理的に)【現実のできごと】ではない。

■文は何を表しているか?(=人は脳内文で何を表わそうとしているのか?)
人が作文するのは、他者に対して「何か」を伝え(表明し)ようとするときである。その「何か」はおおむね次の4通りだろう。(※例文の日本文と英文は同じ意味)
(1)宇宙のできごと・・・例「鹿が きた。
」「The deer came.」
(2)宇宙のものごとの属性・・・例「鹿は 足が速い。」「The deer is light-footed.」
(3)宇宙のものごとどうしの関係・・・例「この鹿は 俺たちの鹿だ。」「This deer is our deer.」
(4)自分が感じたり、思ったり、考えたりしていること・・・例「俺は あした みんなに 鹿の肉を 食べさせたい。」「I want to have everyone eat the venison tomorrow.」

「主部」…この論の日本語文法では、上の例文にある「鹿が/鹿は/この鹿は/俺は」のような、「文が何について伝えているかを表わすいちばん大事な部分」を「主部」と言う。
 ※追記(2010/12/15) 例文(2)は、日本語に多い「話題文」である。この場合、話題を表わす「象は」が主部、「鼻が長い」が「述部」とみなす。
「述部」…例文の「来た」「足が/速い」「おれたちの/鹿だ」「みんなに/鹿の・肉を/食べさせたい」の部分を、「述部」と言う。
・述部は、おおむね、「主部に表わされているものごと」について、それが「どうした・どうする」「どんなだ」「何だ」ということを表わす部分である。
「時空部」…「時間部=ときを表わす部分」と「空間部=場所を表わす部分」に分けることもできる。 前出の文例「俺は あした みんなに 鹿の肉を 食べさせたい。」「I want to have everyone eat the venison tomorrow.」のなかの、「あした」「tomorrow」が、「(この文の)時空部(時間部)」。
「接続部」…例:
だから したがって /しかし けれども /また そして /さらに つけくわえて /つまり 結局 /または あるいは /ところで さて。「接続部」は、主部や述部や時空部がおもに「ものごと」を表わすのとはちがい、「その文」と「前の文や文章」との《関係の性質》だけを表わしている。
「状況部」…(
この用語表現にはあいまいさがあるが、ほかに思いつけない。) 代表的な例を4つあげる(茶色の部分が状況部)。
A 1976~2000年の地球温暖化の主因が二酸化炭素だとしたら、1946~1975年の気温低下どういうことなのだろう。〈状況部は仮定を表わす〉
B 
尖閣諸島はもともと日本の領土なので、1972年にアメリカが日本に返還した。〈理由・原因を表わす〉
C 「村木局長は有罪だ」と検察が言い、新聞・テレビは有罪報道を続けた。
。〈「なんらかの関係がある別のこと」を表わす。時間的な前後関係を表わすことが多い。〉
D 村木局長は無罪を主張していたが、新聞・テレビまったく聞く耳を持たなかった。〈「後半部分の内容には反すること」を表わす〉
 ※規則:《文全体の主部は1つとする》・・・文の分析を単純にするために、左の規則を決める。例文の朱色の主部のこと。例文ABDはわかりやすいと思う。Cでは納得しにくいが、とりあえず強引に《後半部分の主部》を文全体の主部とみなすことにする。

「話核」
=脳内にそのときできた(思いついた)、{話したいこと}。人により、{単語ネットワーク}の形であったり、{文ネットワーク}や{文章ネットワーク}の形であったりするだろう。

~途中整理は終わり、次回、文の種類~

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 庭のマンゴー(苗) 初霜でしおれてしまったが、春に再生できるのだろうか… 2010.11.27撮影
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