やおよろずの神々の棲む国でⅡ

〝世界に貢献する誇りある日本″の実現を願いつつ、生きること、ことば、子育て、政治・経済などについて考えつづけます。

【中学歴史教科書8社を比べる】507 29 日米関係 -72- ⅸ 大東亜(太平洋)戦争直前の状況 -12- <まとめと考察 2/nの2:日本の状況⑴>

2018年05月21日 | 中学歴史教科書8社を比べる(h28-令和2年度使用)

29 日米関係 -72- 

ⅸ 大東亜(太平洋)戦争直前の状況 1930~1941  -12-

※この10年ほどのできごとはすべて関連しているので、かなり長くなるがまとめて調べる。なお、その間の「日中・日朝関係」については調査・報告済なのでここでは省く。
 → <23 日中関係Ⅱ(WWⅠ~1945)313~> <17 日朝関係(戦前) 152181

■まとめと考察 2/nの2  日本の状況⑴ ~まとめ表 再掲~



 

1 「日本国内の思潮」の描き方

●満州事変のころの、多くの新聞の大きな影響力について、まったく描いていない。 → × 学び舎。

●同、描きかたが不充分。 → △ 自由社。 

※この頃は、新聞の論調と「国民の声」、つまり「世論」が、「軍部(陸軍:関東軍)」支持でおおむね一致していたようだ。それがあるからこそ、関東軍の「独断専行」ができたと思われる。

 なお、この時代の思潮として、「軍国主義」という用語を使っているのは、学び舎だけのようだ。

 

2 「軍部・関東軍(・満州)の状況」の描き方

●当時の、日本政府の「不拡大方針」や「関東軍の独断専行への抑制方針」を、まったく描いていない。 → × 学び舎。

※学問的にはありえない欠落だろう。失敗したからと言って、こんな重要な事実を無視してはいけない。

 

~次回、3/nの1

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《著者:松永正紀  教育評論家 /h22年度 唐津市・玄海町:小中学校校長会長》

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