♪⌒ヽ(*^^)/やんやん+のごきげんアルペン通信Vol.6~育児編~

スイス人の夫&息子とスイスで暮らすアルプスの主婦やんやんの日々の出来事や疑問をマイペースに語るブログ

子連れオオカミR

2018-06-13 08:36:15 | 生活
前回、手術手前になったとお伝えしましたけども昨日、手術になりましてね

通常、母乳育児をしてると乳腺炎とは隣り合わせなのですが、通常はマッサージなどで緩和され、高熱が出ても抗生物質を服用する事で大抵は完治するみたいなんですが、私は治療の為、泣く泣く母乳を止める薬を飲み(それでも、まだポタポタ出るのが悲しい)、抗生物質と消炎鎮痛剤を2週間1日3回服用して穿刺(注射針を刺して膿を吸い出す)を二回したにも関わらず、全く改善せず手術を受ける事になり、手術も最初は局部麻酔で1cmほど切開すると聞いてたのですが、当日の検査で思いのほか患部が広範囲で根深く全身麻酔になると言われ、前回の検査の時に『次回は朝から絶食して来てください』と言われたのは、この為だったのかと、その場で悟りました

何故なら麻酔科の医師の説明では、意識を失ってる時に万が一金田一、胃から食べ物が逆流すると危険だという事と、他にも全身麻酔における様々なリスクを説明されて、元々貰ってた問診書兼同意書とは別の、もっと重々しい同意書にサインする際『大丈夫ですか?』と聞かれたので、正直、怖くてちびりそうだったけど『拙者、本日覚悟の上、ここに参った。如何様にも受け入れる所存でござる』と涙目でサインしたんですけども



内心は、ここまで来たらもう、やるしかないんだと思いつつ、インフルエンザにもかかった事のない、インフルエンザウイルス絶対コロすマンの私が、乳腺炎で、まさかの全身麻酔での手術とはびっくらこいたけど、手術室に向かう直前、ウッウを抱っこしたらニコニコしてたのが、途中声を上げて『アハハ!アハハー!ウフー!』と笑い出したので、みんなでひと笑いあったんですがウッウなりのエールだったんでしょうな。我ながらよく出来た息子を持ったと思います

とは言え、手術なんてドラマでしかみたこと無いし意識失ったら、なんか喉に管を挿れられると聞いて『ドラマで見たことあるアレだな?』と思ったけど目覚めなかったらどうしようとか、不安になって医療スタッフの皆さんは、これまで何百人と見て来たから日常かもだけど、私にとっては初めての事で、みんなの笑顔すら本当は私は重い病気なのに私に悟られないよう、みんなで笑顔でいるんじゃないか?などと疑い始め『また後でね!』と笑顔で送り出されたものの『また後があればね…』なんて作り笑いで手を振り、手術室に運ばれ、あれこれ確認のための質問や身体中に色々取り付けられて麻酔をかけられるまでは、酸素送り込むマスクをされて『助けて!手術はやめてください!』とか今叫んだらどうなるかな?とか想像してニヤニヤしてました

麻酔科の先生が優しくて『今から点滴をします。そしたらすぐに目の前がぐらーっとして体の力が抜けますよ』と説明し、遂に点滴を投与され『いよいよか…ゴクリ』と天井を見上げてたら、本当に天井がぐわわ〜んとして『せ…先生…何だか…眠く…なって…きたよ(いっこく堂の、声が…遅れて…聞こえて…くるよ的な)』と言うと優しく『これから素敵なドリームランドへ行きますよ』と言ってくれて『あっコレわいがいつもウッウに言ってるやつだ』と思いながらニヤニヤしてたら酸素からガスに切り替えられ、次の瞬間『聞こえますか?』と肩をトントンされて目が覚めました。

その時はまだ手術台の上でしたが『手術は無事に成功しましたよ』と告げられ手術室に入った時は14:30だったのが16:00になってて、まさに浦島太郎の気分でした
『手術は1時間でした。明日から毎日、傷のケアもあるので、やはり今日は入院した方が良いと思います。出来れば明日も』と言われて不安でしたがウッウを産んだ病院と同じなので、大きな病院だけど、私を覚えてる医師や看護師も多く居るし、病棟も同じなので勝手がわかるのが良かったです



実は抗生物質を服用してから便秘がちになってウッウを産んだ時は便秘ではなかったけど、産後は腹筋が弱ってるからとハーブで出来た液状の薬を貰ってて色も味も養命酒的なやつなんですけど、看護師さんに事情を説明して『前にくれたさぁ、例のハーブのやつ。またいただけるぅ?』と言うとくれたのでグビッと飲みした
多分、抗生物質のせいで私の元気なビフィズス菌までやっつけられてしまったのだと思います。

実母と義母と言う絶対的アドバンテージである2人がそばにいない事は、こう言った場合は非常に困難の極み乙女だけど、周りが非常に寛容でなんとかなって居ます。
いくら寛容とは言え、一人でウッウの面倒を見ながら、子連れで出勤するR氏は大変なんてレベルではないと思いますが、私は彼にベストファーザー賞、ベストハズバンド賞の二冠を授与したいです

あいにくの天気ですが、病室の窓からの景色。小鳥たちのさえずりで眼が覚めるステキな場所です。時折、丘の上に続く小さい電車が走るのですが元気になったら乗りに行きたいです。
丘の上にあるホテルの宿泊券を結婚した時にR氏の職場の皆さんに貰ったので、ソレを利用したいなと思います

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