♪⌒ヽ(*^^)/やんやん+のごきげんアルペン通信Vol.6~育児編~

スイス人の夫&息子とスイスで暮らすアルプスの主婦やんやんの日々の出来事や疑問をマイペースに語るブログ

八百万の神々

2018-03-09 09:14:45 | 生活
出産予定日まで残り10日となり、ドキドキワクワクなんですが、この度、私達の日本の結婚式にも来てくれた友達が6月に結婚する事になり、今夜から週末にかけてバチェラーパーティ(男達だけで過ごす、新郎の独身最後の夜を彩るパーティで、ここで起こった事は口外しないと言う暗黙のルールがあると言う謎みの深いイベント)があるらしくR氏が『今夜、チューリッヒからスタートするらしいから、ちょっと顔出してくる』と言うので内心『なぁにがバチェラーパーティだ貴様!去年の今頃も、そうだったな』と思った。
と言うのも、去年の今頃は私達の結婚式前で、私は一足先に日本に居たのだがR氏が日本に来る直前の週末、電話で式の内容確認をしようと言ってた矢先に友人らが、突然家に来て有無を言わさず、連れ去られてしまい、その後音信不通になったのだ
当時はムカつきはしたものの、まあ本人のパーティだし、仕方ないか…と思ってたけど、今年は、まさに我が子が生まれる直前で、正直、友人のパーティに別にR氏が居ようが居まいがパーティは成り立つわけで、何を言ってやがると思ったけど、まあ、友人の門出を祝いたい気持ちもあるだろうし、そこはグッと堪えて『知っての通り、わいとウッウに何があるかわからんから飲み過ぎないよう、そこだけよろしゅうの』と言った。

と言うのもね、この前ふと家でゴロゴロしてる時に『この私だけの自由で秘密の時間も、残りわずかかぁ…』なんて思った時に、空を見上げながら『私は家で1人で好きに過ごす時間があるのに、R氏は毎日せっせと働き、たまに同僚と飲みに行く程度で、基本は家と職場(200m程の距離)の往復の毎日だから、1人になる時間も無いんだな』と思って。
勿論、全く無いわけではなく夕飯の後はフリータイムなのでR氏も一人で何時間もゲームやってるけど、別の部屋とは言え家の中には私が居るわけだし。

以前、私の上司が『海外出張の時の飛行機の中が一番幸せ』と言ってて何故かと聞くと『唯一の一人の空間だから』と言ってて、それ凄いわかるなと思った。
私も嫁ぐ時に『知らない土地に行くの不安じゃない?』とか散々聞かれたんだけど、逆で『誰もオラを知らねぇ土地って、何かワクワクすっぞ(CV:野沢雅子)』って思うし、そこで一から人間関係を築くのも好きだし、一人で居るのも好きだし、だから引っ越しも抵抗ないのかもしれない。知らない土地って言ったって話の通じない人間がいるわけでは無いしね。言語的な意味では確かに通じないけど、そんなものは自然と通じるようになるしね

話は戻って、勿論、日頃からR氏が非協力的だったら私はこんな気分にはならなかったと思うけど、特に妊娠後期になってからは目に見えてお腹も大きくなって、歩き方もノンビリになったからか、身の回りの事をR氏なりにせっせと手伝ってくれたり、お腹が大きくなったらデブとか言われたり、女性として見てもらえなくなるのかな?とか思ったけど、丸々のお腹を眺めては『トッテモカワイイ』と愛おしそうにするR氏をみて、この人と結婚して本当に良かったなと思った
R氏にとっては可愛いかもしれませんが、実際はハンプティダンプティみたいなやんやんです

ちなみに赤ちゃんがお腹に居るからこそ、成り立つ可愛いまん丸のお腹だけど『赤ちゃん無しの、このお腹だったら?』と聞くと『最低!』って大爆笑してましたね



母上からは水天宮
兄嫁様からは横浜水天宮
㌧㌧からは神田大明神
の安産祈願の御守りを頂いた。
自分達では、厳島神社に行った時に買っておいた

それからR氏の母方の祖母が先日95歳になったのですが、今でも元気に一人で暮らしていて存在自体が神様みたいで、つわりの時も辛くて何か会いたくて会いに行ったら、なんだか楽になった気がしたし出産前もお腹に手を当てて貰いたくて逢いに行った
そしたら後日、手紙が届いて、彼女は真面目なクリスチャンなんだけど、手紙の最後、十字架が描かれてるところがボヨボヨしてるから、なんだ?と思ったら聖水をかけたようで、これも御守りとして持っていくことにした

やんやんは宗教家ではないけど、御守りは勿論、嬉しいし、神々の御加護もあるのかもしれない。でも一番はやっぱり、やんやんとウッウの無事を願ってくれる、生きた人々の心が最も美しく、嬉しい事だと思うやんやんなのでした