辻やのか 

(Yanoka TSUJI)

「風のたより」
(Letter to you . . . )

風のたより  

2017年12月18日 | 日々のこと (Daily life)
師走です。

関東の冬空は、ぐんと高く感じます。
落葉した枝の先の空がまぶしい季節です。


「少しだけ、スマホや携帯を見るのを止めて、空を見上げてみませんか?」

航空機の写真を撮っている人が、写真に添えていたカードの中の言葉です。

もともと空を見るのが好きですが、もっと好きになりました。

晴れの日は、晴れの日の空
曇りの日は、曇りの日の空

春、夏、秋、冬

夜明け前、朝方、雨上がり時、夕暮れ時、、、

どんどん移り変わる空を見上げます。

飛行機雲を描く飛行機、どこに向かっているのでしょう。



     
   
      *       *       *



先週は、神保町での展示会に参加させてもらいました。
1週間、毎日会場に通いました。

芸術祭と名付けられた書・画・写真・工芸・演奏など多分野の発表の場です。
1年に1度の大きなイベントで、すばらしい交流の場になっています。

並んでいる作品からは、作者の人柄というか佇まいのようなものが
何となく感じられます。

来客が途切れた時には、これまで参加した人のことも、ふと思い出しながら
一人静かに鑑賞させてもらいました。
ぜいたくな時間でした。


年明けには、2年ぶりの「七福展」で盛岡を訪ねます。

北国の冬は間違いなく寒いです。でも、よけいにぬくもりを感じます。


      *       *       *



「風のたより」

とても気ままな便りでしたが、今回が最後となります。

読んで下さったみなさまにお礼申し上げます。

ありがとうございました!

どうぞ、お元気で。
  








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A silent srory

2017年10月26日 | 詩のような (Poem)
To my friend,

* * * * * * *

A silent story

You are a big and dignified tree
You are standing here all alone

I wonder when your little sprout appeared
I wonder how the view around you was then

Anyway, when you first looked up at the sky
Your story started

You grew up,
Spreading your roots
Growing your trunk
Stretching out your branches

You've been here silently
Never moving to any other place

You feel the bright sunshine
You feel the soft wind

You've been creating shade
You are a big cradle for many little creatures
And you make this world clean

I wonder how many seasons you have experienced
I wonder how many storms you have overcome

Now
You have many wounds all over your body
It means you have survived hard times

I know
Your long story is beautifully written down inside you

How thankful I am to meet you
You let me know the greatness and wonder of life

A tree
A lot of different kinds of trees are living on this earth

Just imagine
The wonderful and beautiful story of every tree

* * * * * * *


Bless you!

Yanoka





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ある木の物語

2017年10月04日 | 詩のような (Poem)

 ある木の物語

         辻 やのか


ここにある
1本の木

君が
ここに芽を出したのは
いつだったろう

あたりは
どんな風景だったろうか

君が
初めて大きな空を見上げた日
君の物語は
始まった

根を伸ばし
幹を太らせ
枝を広げ
君は育っていった

君は
ここにいる
黙って
ずっとここにいる

君は感じる
太陽の光
木の葉をゆらす風
ただ
じっと感じている

君は木陰をつくる
小さな生きものたちのゆりかごになる
この世界を清めながら

いったい
いくつの季節を過ごしただろう
いくつの嵐を乗り越えただろう

いま
君の体にはあちこち傷跡がのこる
ごつごつの肌と大きな体は
過ぎ去った長い時間を物語っている

わたしは知っている
君の重ねた時間は
美しく君の中に刻まれていることを

ありがとう
君に会えて よかった



1本の木

大地に立つ たくさんの1本の木

その1本1本の 静かな物語を想う




      *     *     *



いつも、木と会話ができたらいいなと思っています。

手で木の肌を触ることもあります。
心の中で言葉をかけることもあります。

木彫りのリンゴを磨く「Appale」展に参加するようになって、
木の肌触り、年輪の美しさをしみじみと感じます。

今年はクリの木のリンゴに出会い、磨き始めています。

これで、カズミザクラとエンジュとクリの3つのリンゴの育ての親です。

それぞれ違う、色、形、重さ、肌触り。

みんなとってももめんこい(可愛い)です。





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八郷(やさと)の南部一郎

2017年09月27日 | 日々のこと (Daily life)
もうすぐ10月。
日が暮れるのが早くなってきました。

空の色、雲のかたちもどんどん変化していきます。
一瞬一瞬の美しさ。


   *  *  *


初めて挑戦してみた南部一郎カボチャの栽培は失敗に終わりました。

8月下旬から黄色いりっぱな花が次々に咲いてくれましたが、
すべて雄花でした。雌花がないと実はできません。

少しがっかりしていたところ、茨城県の八郷からお便りが届きました。
春に南部一郎のタネを2粒送った知り合いからでした。

「こちら 雨にもまけず曇り空にもまけず 元気いっぱい伸び
 沢山実をつけています、、、」

良かった!八郷の南部一郎は実ってくれたようです。
小さなタネに宿っていた生命力が、新しいタネにバトンタッチ。
育ててくれた知り合いに感謝です。

もう何年前になるでしょうか。
八郷を二度ぐらい訪ねたことがあります。
思わず笑顔になるような美しい里山の景色が広がっていました。

八郷の南部一郎たちは、きっとあの美しい夕焼けを見ていることでしょう。

本家の岩手の恩師の畑の南部一郎たちはどうしているでしょう。


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ころころ

2017年09月20日 | ひなたぼっこの庭 (HINATA-Garden)
台風18号が日本列島を縦断して行きました。
心配しながらニュースを見ていましたが、各地で大きな被害が出たようです。

東京も夜中過ぎから眠れないくらいの強風でした。
朝になってみると、アパートの駐輪場の屋根が半分吹き飛ばされていました。
自転車はすべて横倒しになり、庭の草木もぐったりした様子でした。

色々片付けをした後、庭でミョウガの子どもを見つけました。
小さくてころころ太った姿に、なんだか癒されました。


これからは色々な作物が、やっと収穫を迎える時期、どうか穏やかなお天気で
ありますように。


季節の変わり目、体調など崩しませんようにお過ごしくださいませ。
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2017年08月09日 | ひなたぼっこの庭 (HINATA-Garden)
朝からミンミンゼミの合唱が賑やかです。

草むらにツユクサを見つけました。

美しい青です。

暑さでぼーっとした気分を少しシャキッとさせて
くれそうな青です。花を1つ摘ませてもらいました。


     *    *    *


5月の始めの頃。

道端に小さなビニール袋が落ちていました。
イベントか何かで参加者に配られたもののようでした。
中には10粒ほどの朝顔の種。

せっかくなので、庭に植えてみました。

それから3か月。

朝顔の花が、1つ2つ咲き始めました。

これも美しい青です。


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暑中お見舞い申し上げます  

2017年07月20日 | ひなたぼっこの庭 (HINATA-Garden)
じりじりと暑い日が続いています。

庭仕事はすぐ汗だくになって、汗が目まで入ってきます。
目にしみてしょぼしょぼしてしまいますが、「汗はやっぱり
しょっぱいものだ」と、身体のしくみに妙に納得したり。
でも、やっぱりしみる!!

そんな中、南部一郎は元気に葉っぱを茂らせています。
ただ、かぼちゃとしての生育が順調かどうかはあやしいもの。
とりあえず元気な葉っぱを見せてもらっているだけでも良しとしましょう。

関東地方は梅雨らしい日があまりないまま、昨日梅雨明けしましたが、
一方で、想像を超えるような豪雨のところもあって、自然の力の怖さを
見せつけられています。

どうか穏やかな自然であってほしい、それだけです。


       *    *    *


暑さの中、どうぞ体調など崩しませんようにお過ごしくださいませ。







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里帰り (APPaLE展 2017)

2017年06月19日 | 日々のこと (Daily life)
今年も、林檎たちの里帰りの季節が近づいてきました。

「APPaLE展 2017」

木彫家・藤岡孝一さんは様々な木から林檎の原石を彫り出します。
産みの親です。
その林檎の原石と育ての親との出会いの場が、銀座のArt Space RONDOに
できて、このAPPaLE展は始まったそうです。

林檎好きの私は、3年前に育ての親仲間に加えていただきました。

APPaLEでは、林檎を磨くことを、育てると言います。
確かに、磨いているうちに変化していく様子は、育っていると
いう感じです。その手触りの心地良さと小さな林檎の可愛らしさに
すっかりはまっています。我が子の気分です。
今は、カスミザクラと、エンジュの林檎を育てています。

1年ぶりの里帰りで再会する林檎のきょうだいたち。
みんなどんな風に成長しているでしょう。
1つ1つが違う表情を持つ林檎たちとの再会が楽しみです。

 「APPaLE展 2017」

期間:2017年7月18日(火)から22日(土)
   13:00~18:30

場所:中央区銀座1-9-8奥野ビル5階501
   Art Space RONDO
(http://www.kocoza.com)


もし、お近くまでいらっしゃることがありましたら、どうぞお立ち寄り
下さいませ。

 

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窓辺の森

2017年06月07日 | 日々のこと (Daily life)
6月。
アジサイの花を、あちこちで見かけるようになりました。
庭のアジサイも、白、ピンク、青の花をつけています。
そろそろ梅雨の季節です。


    *     *     *


一昨日、ある英会話教室の窓辺をおりがみの森にアレンジさせていただきました。

4月の下旬に依頼を受けてから、少しずつイメージを膨らませながら
森の木や小物など色々準備しました。とても楽しい時間でした。

小さなメッセージボードも準備しました。
 
Enjoy the fantastic world of origami trees,
and imagine beautiful woodlands that
support nature on this earth.

Love & Peace

Yanoka


世界のあちこちから、悲しいニュースが届く最近。
1つしかない地球。共に生きていく知恵と勇気。

ふと、思います。
宮沢賢治だったら、どんな風に考え、行動するんだろうと。


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アトリエの風をあつめて 2017 

2017年05月15日 | 日々のこと (Daily life)
今年も静鹿ギャラリーの企画展「アトリエの風をあつめて」に参加します。

テーマは「不思議なもの」

実は、毎年展示会の期間中に次の年のテーマが決められます。

1年前にこのテーマを貰ってから、ずっと頭の中でどんな作品にしようか
色々考えていたら、不思議なものがたくさん出てきて、やっとその中から1つ
作品にしました。

テーマや宿題があると、あれこれイメージを広げるきっかけになります。
試行錯誤したり、挑戦したりするいい機会になるので感謝しています。

もし、近くにお出かけの機会がありましたら、お気軽にギャラリーに
お立ち寄りくださいませ。27人の参加者の「不思議なもの」が集結して
いることでしょう。

 第10回 アトリエの風をあつめて「不思議なもの」

 期間 2017年5月24日(水)から29日(月)まで
 
 場所 中央区銀座1-9-8奥野ビル312
    静鹿ギャラリー (電話03-6383-2948)



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産毛

2017年05月10日 | ひなたぼっこの庭 (HINATA-Garden)
タネ蒔きをしてからひと月。

日本かぼちゃの「南部一郎」の本葉が、やっと出てきました。
ふわふわの産毛に包まれています。

タネは、ふるさとに住む恩師が自分で育てて採種したもの。
去年の冬至に送ってもらって、そのユニークな名前と姿と味に、まるごと感激した
私にプレゼントしてくれました。

初めて育てるかぼちゃ。元気に育てたい!
ゆっくり成長する一郎の様子、時々恩師にレポートします。
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風の通る道

2017年04月25日 | ひなたぼっこの庭 (HINATA-Garden)
東京は、緑の季節になりました。

風が若葉を揺らしています。

庭の草花もやさしく揺れて、風の通る道を教えてくれます。

庭の手入れで心がけているのは、適度に風が通っていけるように、
ということです。枝や葉が込み入って、風を止めないように気をつけています。


   *     *     *


苦手な蚊が登場するまでは、庭にいる時間は天国。

庭仕事をしながらも、ゆっくり、色々と観察できます。

夏みかんの木は、マーマレード作りの楽しみのためにも、今年から注意して
観察することにしました。今は、新芽がどんどん出ています。どれが葉っぱで
どれが花芽になるのか。
観察していると愛情が強くなっていきます。


収穫が1つ。フキが食べごろです。

先日、フキを採っていると、4歳の男の子がいる家族がやってきました。

「なに、それ?」

「フキっていうんだよ。食べられるよ」

「食べたい!」

「じゃ、自分で好きなのを採っていいよ」

その子は大喜びでフキを収穫していきました。

後でお母さんに聞くと、彼は下ごしらえも手伝って、喜んで食べたようです。


フキは、ふきのとうの後の春の味。アパートの住人も毎年楽しみにしています。

収穫して一緒に味わったりできるのは、庭仕事をしている喜びでもあります。

夏みかんも人気があります。
上手に収穫できるようになりたい!!




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メタセコイアの木

2017年04月02日 | 日々のこと (Daily life)
勉強会が終わってから、お散歩を楽しんだ帰り道。

駅に戻る途中、信号待ちをしていて、ふと脇を振り向いたら
20メートルくらい先に美しい木が1本ありました。

信号が変わり、いざ渡りかけましたが、やっぱり気になって、方向を変えて
木のそばに行ってみました。

メタセコイアでした。

側にある説明板を読むと、この木の物語が書いてありました。
15年前から、その場所で、行き交う人々と変わる季節を見ているとのこと。

「こんにちは」

木肌に触ってみると、ごつごつした逞しさの中に温かさを感じました。

「また、会いに来るね」
 
盛岡の街を訪ねる楽しみが増えました。







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初めてのこと

2017年04月02日 | 日々のこと (Daily life)
4月1日、新年度の始まりの日。

盛岡でおりがみの森作りをさせて頂きました。

ホテルを会場にした朝7時からの勉強会は、月1回のペースで、新幹線の開通と
ほぼ同じ頃から続けていらっしゃるとのこと。すばらしい学び合いの歴史です。

私にとっては、生まれて初めての勉強会の先生。

朝早く、4時には目が覚めました。

ちゃんと声がでるかなぁ。
思っていることが伝えられるかなぁ。
おりがみの森がちゃんとできるかなぁ。

外をみると、静かな朝がゆっくりと始まっていました。


    *     *     *

さて、勉強会は、、、

主催している事務局の皆さまと参加者の皆さまがリードして
下さり、先生の役を何とか終えることができました。

広い会場の中ほどには、可愛らしい早春のおりがみの森ができました。

勉強会と、それが終わってからの朝食会の時間の中で、色々な方と言葉を
交わさせていただけたことも何より嬉しく思いました。
内容的には、こうできたら良かったとか色々反省しているところもあります。
それぞれ、これからの活動の励みと課題としてやっていきたいと思って
います。


まずは、皆さまに、ありがとうございました!
またどこかでお会いできることを楽しみにしています。







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北国の春    (Spring is in the air)

2017年03月22日 | 日々のこと (Daily life)
ポスター作りに参加させていただいた奥中山高原。
いつか行ってみたい、と思っていたら、
思いがけず週末行くことができました。

運よく、晴天。
近くまでお散歩しました。

道の両側は、除雪された雪がまだ高い壁を作っています。
でも、白樺林の向うに広がる空はまばゆい春の光を反射させ、
梢を揺らす風にも春の匂いを感じます。

鳥の声も聞こえて来ました。何の鳥でしょう。

春はもう来ているよ、そんな風に聞こえました。


       *      *      *


高原のスキー場に、1本のブナの木。

何と言えばいいのか、とにかく魅力的な姿で立っていました。

雪原に、静かに佇むその姿が美しくて、スキーのためというよりも
むしろ、そのブナの木の側を通るのが嬉しくて何度もリフトに乗りました。

なんだか哲学的な雰囲気さえ感じさせる姿。

またいつか会いに行けるかしら。




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