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花種を蒔きしその夜は饒舌に 吉川康子

2019年03月24日 | 俳句
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吉川康子
花種を蒔きしその夜は饒舌に
花の種を蒔いて一汗かいた。朝顔は例年の定番であるが店頭で見つけた洋文字の目新しいものも幾つか取りそろえた。軽い疲労を伴いながらその夜は自分でも不思議なくらい饒舌となった。気候もぐんぐん快適になりあれこれと楽しみも増えてきた。夢を語りやがて来し方の思い出を語る。そうこうする内に結論めいた考察に至り感慨を深くする。小生も終活にあたり今年度で納める事多々ある。物にならなかった俳句もそろそろ店じまいしようか。などと本音がついつい出てしまう。:雄山閣「新版・俳句歳時記」(2012年6月30日版)所載。
<いらっしゃいませー俳句喫茶店・つぶやく堂ーどうぞお入りください>

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