やんまの気まぐれ・つぶやっ句 「一句拝借!」

談話は、俳句喫茶店・つぶやく堂へお越しください。

よしきりや汽車走らねば線路消ゆ 平松良子

2018年06月08日 | 俳句
646
平松良子
よしきりや汽車走らねば線路消ゆ
よしきりが姦しく鳴いている。一見広々とした芦原であるがその直中を黒煙を吐いて機関車が疾走している。ああ鉄路があったのだと認識するが、汽車が走り去ってしまえば元の芦原である。残された広大な芦原をわが物として葦切りが騒いでいる。鉄路は既に芦原に埋没した。時は万物を消してゆく。束の間の眼前の事象を愛しむしかない。:角川「新版・俳句歳時記」(1990年12月15日版)所載。
<いらっしゃいませー俳句喫茶店・つぶやく堂ーどうぞお入りください>
ジャンル:
ウェブログ
コメント   この記事についてブログを書く
« 炎天へ打つて出るべく茶漬飯... | トップ | 顔上げて居れば風くる草むし... »
最近の画像もっと見る

コメントを投稿

俳句」カテゴリの最新記事