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遅滞稿はげます夜ごと守宮来て 浅野正

2018年06月14日 | 俳句
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浅野 正
遅滞稿はげます夜ごと守宮来て

原稿の締め切りが刻々と近づいて来た。編集部からの催促も耳障りで猶更筆が進まない。ふと窓を見ると守宮が張り付いている。こいつは夜毎訪れる例の一匹だ。見る度に忌々しかったがこう毎晩現れると今では親しみすら覚えて来る。我苫屋を守ってくれる味方なのかも知れぬ。こいつは俺を励ましに来た戦友として許してやろう。考えが在らぬ方へ外れまた原稿が遅滞した。:雄山閣「新版・俳句歳時記」(2012年6月30日版)所載。
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