やんまの気まぐれ・つぶやっ句 「一句拝借!」

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凩や畠の小石目に見ゆる 蕪村

2018年01月29日 | 俳句
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与謝蕪村
凩や畠の小石目に見ゆる
凩に身を竦めて歩いている。その視線の先に畠の小石が目に入る。辺りに遮るものとてない荒涼たる中を風に吹かれて歩いている。目の先だけの風景にこの石ころが存在を自己主張している。俯瞰してみればもう一つ並んで凍てついた蕪村が佇んでいる。こんな時には熱燗で一杯と行きたいが今宵そんな贅沢にあり付けるだろうか。一歩一歩と目前のものを見て歩く。:山本健吉『与謝蕪村』(1987年5月25日版)所載。
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