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この山河残せ残せと五郎助ホウ 中村栄一

2019年01月15日 | 俳句
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中村栄一
この山河残せ残せと五郎助ホウ
梟が「五郎助ホウ~五郎助ホウ」と鳴いている。鶯が「法法華経!」と聞こえるたぐいの話。久しぶりに聴くこの声はここに豊かな自然が残されている証明(あかし)である。次々と破壊されてゆく自然に梟がこの山河を残せ!残せ!と訴えているかの様だ。小生の周囲にも啄木鳥や大鷹が生息していたが今は利根水系の河畔林へと追いやられてしまった。流山オオタカの森駅が出来て高層ビルや劇場が建設されている。あの梟君たちはどこかで元気に過ごしているだろうか。:読売新聞「読売俳壇」(2019年1月7日)所載。
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