やんまの気まぐれ・つぶやっ句 「一句拝借!」

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えにしだの夕べは白き別れかな 臼田亞郎

2017年06月14日 | 俳句
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臼田亞郎
えにしだの夕べは白き別れかな
金雀枝(えにしだ)の花が黄昏の道端に咲いている。先ほどから男とも女とも判らない声がしていたが、どちらが怒鳴るとも泣くでもなく別れていった。しらじらとた本当の決別である。人の世の別れと出会いは何時か何処かにやって来る。死別生別哀しい別れを幾たび経験したろうか。白き別れは卒業の時した様な気もする。嬉しい別れとは病院の退院の時かなあ。一つだけ生涯引きずっている別れがあってほろ苦い味がする。:雄山閣「新版・俳句歳時記」2012年6月30日版・所載。
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