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一通の投函忘れ星冴ゆる 脇本良太郎

2017年11月04日 | 俳句
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脇本良太郎
一通の投函忘れ星冴ゆる
冬の星が冴えている。とことこと帰宅をしてはっと気が付く。出掛けに用意した封書の投函を忘れていた。昨日は締め切りに二日の余裕があった。今日は後一日の余裕しかない。明日忘れたらアウトである。行きに心しても忘れ、帰りに又確認してそれでも忘れた。物忘れの激しい自分が自分で情けなくなる。でもさ切羽詰まっての一夜漬けは昔からの我性格だ。明日があるさ明日がある。:雄山閣『新版・俳句歳時記』(2012年6月30日版)所載。

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