やんまの気まぐれ・一句拝借!

俳句喫茶店<つぶやく堂>へご来店ください。

墓碑銘のみな短詩めき鳥渡る 宮脇白夜

2016年09月07日 | 俳句
33
宮脇白夜
墓碑銘のみな短詩めき鳥渡る

大正生まれのクリスチャンと言うヒントから、教会風の墓地を連想する。彼の人の生前を表した墓碑銘が刻まれている。一言で語られたその人物は極端に美化・聖人化されている。「人を愛し人に愛されこの世に美しき園を築きし人此処に眠る」てな事かな。小生だったら何と刻まれるのか、「天空に留まり切れなかった鬼やんま此処に眠る」でどうだろう。出典不詳:やんま記