「ブラス」のマイク・ハーマン監督作品。キャッチコピーに「ブラスを越える感動作」とあったので、つい借りてしまいました。でも。どうなんだろう?傑作という気がしない。DVDで借りたので、最初は吹き替えで観ていたんですね。ほんの数分で、けたたましい声に閉口して、英語版に切り換えました。なにがそんなにうるさかったかというと、主人公の母親の話し方です。とにかく下品。私には到底我慢できないタイプです。しかし、英語版(つまり元の音声)もまた、汚かったんです。ここで、よほどやめようかと思いました。それを思いとどまったのは、設定に惹かれたからです。
主人公のLV(つまりリトルボイス)は、無口な引きこもりの少女。口やかましい母に追いまくられながら、屋根裏の自分の部屋でレコードを聴いて日々を過ごしています。レコードは父の形見で、LVにとっては父との思い出が、唯一心の安らげる居場所だったのです。LVは父の幻に向かってだけ、オリジナルそっくりの歌声を聞かせることが出来ます。それに目をつけたプロモーターと欲にかられた母は、無理やり彼女をステージに立たせます。ステージは大成功。しかし、LVには歌う気力はもうありませんでした。屋根裏に閉じこもるLVの家に火事が起こります、彼女を助けたのは、素のままの彼女に惹かれた無口な電話配線工でした。LVは始めて母に反抗します。そして彼の元へと向かい、大空に両手を差し伸べるのでした。それは彼女の閉ざされた世界が外界へと開かれた証だったのです。チャンチャン。
主人公のLVを演ずるのはジェイン・ホロックス。彼女もいい声じゃない。でも、途中のステージシーンは魅力的。往年の名歌手さながらに、時にけだるく、時に溌剌と歌い踊るシーンは見所です。配線工はユアン・マクレガー(オビワン・ケノビね。)ですが、これはなかなか良かったです。母親役のブレンダ・ブレシン、怪演です。クルエラ@101匹を100倍下品にした感じ。ここまで卑しく描かないといけなかったんだろうか。彼女のせいで、この映画の狙いはすっかり台無しになったような気がします。まあ、脚本がそうなんだからしょうがないんでしょうが。
主人公のLV(つまりリトルボイス)は、無口な引きこもりの少女。口やかましい母に追いまくられながら、屋根裏の自分の部屋でレコードを聴いて日々を過ごしています。レコードは父の形見で、LVにとっては父との思い出が、唯一心の安らげる居場所だったのです。LVは父の幻に向かってだけ、オリジナルそっくりの歌声を聞かせることが出来ます。それに目をつけたプロモーターと欲にかられた母は、無理やり彼女をステージに立たせます。ステージは大成功。しかし、LVには歌う気力はもうありませんでした。屋根裏に閉じこもるLVの家に火事が起こります、彼女を助けたのは、素のままの彼女に惹かれた無口な電話配線工でした。LVは始めて母に反抗します。そして彼の元へと向かい、大空に両手を差し伸べるのでした。それは彼女の閉ざされた世界が外界へと開かれた証だったのです。チャンチャン。
主人公のLVを演ずるのはジェイン・ホロックス。彼女もいい声じゃない。でも、途中のステージシーンは魅力的。往年の名歌手さながらに、時にけだるく、時に溌剌と歌い踊るシーンは見所です。配線工はユアン・マクレガー(オビワン・ケノビね。)ですが、これはなかなか良かったです。母親役のブレンダ・ブレシン、怪演です。クルエラ@101匹を100倍下品にした感じ。ここまで卑しく描かないといけなかったんだろうか。彼女のせいで、この映画の狙いはすっかり台無しになったような気がします。まあ、脚本がそうなんだからしょうがないんでしょうが。
そうか...配線工はユアン・マクレガーでしたか...。『ブラス!』にも出ていましたね。
私からもTBさせていただきますね。