休日出勤の振り替えで、突然お休みが取れたので、観にいってきました。お友達のブログに、「血しぶきの多さに閉口される向きも御座いましょうが」と書いてあったので、恐る恐る見ました。確かに多い。でも、映像処理が装飾的・様式的で、非現実のゴシック世界といった趣なんですね。
復讐に取り付かれたトッドの眼は、ほとんど誰にも焦点を合わせることはありません。いつも宙を見つめるかのようで、思い出・哀しみ・憎しみの世界に囚われているかのように空虚です。そんなトッドに恋をしたミセス・ラベットは、本当に可哀想です。ここで描かれたのは、もしかしたら、トッドの心が作り出した悪夢の世界かもしれません。
全編を流れるトッド(ジョニー・デップ)の歌声は、予想以上に魅力的でした。また、途中にターピン判事(アラン・リックマン)の歌にあわせた場面だったと思うのですが、軽く口冷えを吹くシーンがあります。ここは絶品です。復讐の相手である判事(ハリー・ポッターのスネイプ役のときと、印象が随分違いますね。)の喉もとに剃刀を当てる至福の時間。ぞくぞくしました。ラストシーンも、これ以外ないぞと思わせてくれました。
復讐に取り付かれたトッドの眼は、ほとんど誰にも焦点を合わせることはありません。いつも宙を見つめるかのようで、思い出・哀しみ・憎しみの世界に囚われているかのように空虚です。そんなトッドに恋をしたミセス・ラベットは、本当に可哀想です。ここで描かれたのは、もしかしたら、トッドの心が作り出した悪夢の世界かもしれません。
全編を流れるトッド(ジョニー・デップ)の歌声は、予想以上に魅力的でした。また、途中にターピン判事(アラン・リックマン)の歌にあわせた場面だったと思うのですが、軽く口冷えを吹くシーンがあります。ここは絶品です。復讐の相手である判事(ハリー・ポッターのスネイプ役のときと、印象が随分違いますね。)の喉もとに剃刀を当てる至福の時間。ぞくぞくしました。ラストシーンも、これ以外ないぞと思わせてくれました。
多分 音楽的なグレードをいうと...
映像無しでサントラ盤を聞くと、「アラ」が目立つといえば目立つのですが、これが聞き飽きないんです。語る様な響きが脳にに直接伝わる感じ。
2回劇場に足を運んだ後、多忙と体調不良で 三度目はまだなのですが、きっと もう一度か二度...えへへ。
好きな映画だと、どうしてもそうなりますね。
さて、
日本アカデミー賞は決まりましたが、
我らがデップ氏は、主演男優賞を取れるでしょうか?
王道映画ではないだけに、心配なところです。