中沢新一講演会

　2.27に武生でありました。「僕の叔父さん網野善彦」と言う演題です。これは昨年集英社から刊行された本の発刊記念イベントでもあるんですね。今回は売り子さんとしての参加です。中沢さんと網野さんの著作を販売してました。講演後のサイン会前には大変な混雑で、あせってしまいましたよ。当初の動員目標１００人を軽く越えて、用意した書籍が不足するほどでした。よかったです。
　でも、講演自体はかなり専門的な感じで、日本史あるいは網野史論に詳しいほうがより楽しめたかな、という印象でした。最近は簡単な本ばかり読んでいたので、頭が豆腐になったのかもしれません。中沢さんを前にして、思わず、
「この本難しくて、私には分からないかも知れない。」
と口走ってしまいました。ご本人は、
「え、難しいですか？」
と不思議そうに。つい
「難しいです。」
と断言してしまいました。すると、
「なら、読まない方がいいですよ。」
にこやか～に言ってましたが、内心はどうだったんでしょう。申し訳ない。その後スタッフと越前蕎麦を食べに行く話をしていましたが・・。斉藤孝さんやかこさとしさんの時はそんなことなかったのになあ。哲学も勉強しないといけないかと思い「チベットのモーツァルト」の本を購入。（サインもしっかり貰った。）しかし、大丈夫なのか？読破できるかどうかは神のみぞ知る。
　でも、「僕の叔父さん網野善彦」は読みやすくて、よかったですよ。中沢さんが網野先生を信奉しているきもちがよく伝わりますし、網野史観の入門書の意味合いもありますし。皆さんも、買って読んでみてくださいね。