今日の出来事

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廃屋に立ち入るということ

2006-04-24 | 雑感
 岐阜の痛ましい事件、あたら若い命を落とした少女には、さぞ心残りだったろうと思います。
 遺体が見つかったのは、保護者が問題の廃屋に何度か出入りしていたことを警察に知らせたからだとか。廃屋に出入りすることから予想される危険は、大人にとっては自明のことだと思います。彼女の保護者は、何故、そのことを伝えなかったんでしょう。それとも、そういう親の言葉を聞き入れないような親子関係だったのかもしれませんし、親御さんもさほど重大には考えていなかったのかもしれません。
 わが子が中二だった頃を思い浮かべると、同学年ではない友だちなんて、ほとんどいませんでした。横割りが徹底している年代、せいぜいが部活の先輩後輩くらいでしょうか。それも互いに、しかるべき礼節を持って接していたように思います。やはり田舎だからでしょうか。
 友だちや友だちの保護者でさえ、いつ加害者に豹変するか分からない社会になってしまいました。せめて子どもたちには、「君子危うきに近寄らず」という自衛の知恵を身につけてほしいと思いました。


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2 コメント

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秘密基地感覚だったのかも (myu)
2006-04-27 12:07:37
お隣の県のことですし

あのあたりは通ったこともあるので

すごく近くのことのように思います。



アレくらいの年齢だと秘密基地みたいなのとか

友達だけが知っていて大人が知らない場所みたいなところに

わくわくしたり、

そこに集まるのが楽しかったりするんじゃないでしょうか。

自分も小さい頃、秘密基地とか作って

友達と遊ぶのが楽しかったりしましたもの。

大人が注意しても聞かない年齢でもありますしね。



なぜ子供たちが出入りしているのに放置していたのか

大人の対応に疑問が残ります。

あそこは放置しておいては危ないということで

地元の人たちが見回りをしたり、

警察に進言したりしていたそうです。

どうして柵を設けたり、立入できないように

閉ざすことを警察はしなかったのか。

そういう対応の遅れも一因のような気がしてなりません。
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時代性でしょうか (ヤナギオ)
2006-04-30 17:19:49
 私たちがあの年代だったころ、世の中はこんなに物騒ではなかった気がします。私も小学校時代、秘密基地を作ってました。中学校に入ってからは、部活などで忙しくなってしまって、放課後は家に直行でしたが。そもそも、塾もコンビにもなくて、夜に街に出ることもありませんでした。地方都市なので、8時には、もう町中が深閑として・・・。〈笑)

 現在は需要があるからでしょうか、24時間営業の店や煙草の自販機が、子どもたちの近くに、これ見よがしに存在している。それなのに、子どもたちを含めた世の中全体から、自律心が薄れてきている気がします。廃屋に限らず、「人様の領分」に立ち入らない〈立ち入られない)という節度は、一体どこに行ってしまったのでしょうか。



 >なぜ子供たちが出入りしているのに放置していたのか

大人の対応に疑問が残ります。

同感です。所有者は元議員さんだというから、なおさらです。 
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